本書では左脳的思考法について取り扱う。
ロジカル、ラテラル、クリティカルという3種類の左脳的思考法を、
実例形式で学ぶことができる。
ロジカルは「要素を分解する」こと。
ラテラルは「他の分野の方法をもってくる」こと。
クリティカルは「前提が合ってるかを考える」こと。
上記は基本的な考え方で、それぞれに合わせた考え方のフレームワークがある。
特に「認知バイアス」の考え方が興味深い。
「思い込み」ほど思考を止めるものはない。
クリティカルな思考は、思考停止を防ぐことができる。
「当たり前」になっていることだからこそ、
改めて考え直すことができる余地がある。
本書にあるような様々なフレームワークから
自分が普段使わないものを、まず1つ実際に使ってみる。
そうすることで、自分が使っていなかった思考法を意識することができる。
上記を繰り返すことで、使えるフレームワークが増えていき、
自身の考え方のレパートリーを増やすことができる。
本書を読んで感じたことは、
「思考の偏りを意識」することが大事だということだ。
どの考え方も一長一短がある。
大事なのは使い分けることだ。
どの考え方が自分に足りないかを日々意識する。
その上で様々な考え方にトライすることで、
自身の思考を活性化していきたい。
- 作者: 吉澤準特
- 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2012/07/28
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 2回
- この商品を含むブログを見る