本書はアメリカで過去30年に売れた主な本をテキストマイニングし、どんな構成が売れるのか、どんな単語が出ると売れるのか、どんなストーリが売れるのか。などを調べた本である。
アメリカで売れた本としては『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』、『ダヴィンチコード』、『ゴーン・ガール』など、どれも映画化されている。そんなに映画を見るほうではないが評者もどれも見ていた。
結論から言うと、展開が三幕になっており、感情があがってさがってと、良いリズムで浮き沈みすること。内容は人間関係や最新テクノロジー、仕事や職場のようだ。セックスや暴力が良いかと思えばそんなことはない。
面白かったのは、needという言葉がベストセラーには重要とことで、needが使われた文をある本で探してみると、以下はざっくりだが『もっと飲む必要があるわ』→『もっと激しくファックする必要がある』→『彼には復讐をする必要があるわ』と話の流れをそれだけで感じれるという話がすごく面白かった。
さてさて、ここまで書いたが本書はアメリカでの話だ。日本だとまた変わるだろう。そして、我々もこのようなテキストマイニングなどをしてベストセラーの書評書く必要があるかもしれない。
ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム
- 作者: ジョディ・アーチャー,マシュー・ジョッカーズ,西内啓,川添節子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2017/03/23
- メディア: 単行本
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