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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】テキストマイニングにより売れた本の共通項を見つけ出したおはなし。出版業会の秘密。『ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム』

本書はアメリカで過去30年に売れた主な本をテキストマイニングし、どんな構成が売れるのか、どんな単語が出ると売れるのか、どんなストーリが売れるのか。などを調べた本である。

アメリカで売れた本としては『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』、『ダヴィンチコード』、『ゴーン・ガール』など、どれも映画化されている。そんなに映画を見るほうではないが評者もどれも見ていた。

結論から言うと、展開が三幕になっており、感情があがってさがってと、良いリズムで浮き沈みすること。内容は人間関係や最新テクノロジー、仕事や職場のようだ。セックスや暴力が良いかと思えばそんなことはない。

面白かったのは、needという言葉がベストセラーには重要とことで、needが使われた文をある本で探してみると、以下はざっくりだが『もっと飲む必要があるわ』→『もっと激しくファックする必要がある』→『彼には復讐をする必要があるわ』と話の流れをそれだけで感じれるという話がすごく面白かった。

さてさて、ここまで書いたが本書はアメリカでの話だ。日本だとまた変わるだろう。そして、我々もこのようなテキストマイニングなどをしてベストセラーの書評書く必要があるかもしれない。

ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム

ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム