グローバル社会で外食産業として成功するにはどのような軌跡をたどるのか。日本の正統的な寿司でもなく、欧米のRoll sushiでもない第3の寿司でカナダで成功する軌跡を描いた物語である。
第一章は自らの自伝となる。
宮崎県串間市にある倒産危機にある「寿司虎」。主人公は20代で父から引き継ぎ、回転寿司店として倒産危機を乗り越える。宮崎県内だけでなく、鹿児島、福岡県にも店舗を拡大、次は東京進出ではなく、カナダ。
大きなコネもなく、孤軍奮闘しながら、ビジネスパートナーを獲得。順風満帆に見えたビジネスもバンクーバー五輪の後にビジネスパートナー裏切られ、人間不振に。そんなドン底からも「退路を断つ」という究極の戦法で危機を乗りきり、バンクーバーを象徴するレストランへと成長するサクセスストーリー。
第二章では経営に関する指南書。
これからグローバルな外食産業に携わりたい人だけでなく、起業したい人にもうってつけ。読み進むうちに起業び対する不安が払拭される。
エンターテイメント作品であり、ビジネス書でもある本書を読み進めるうちに起業したいと思える作品である
起業したい人もそうでない人も是非とも手にとって欲しい一冊である。
- 作者: 中村正剛
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2018/12/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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