「マーマーマガジン」編集長の服部みれい氏の著書である。
「マーマーマガジン」というのは、オーガニックやエコなどに興味ある人にとても人気のある雑誌だ。
生き方の知恵なども詰まっているとても良質な雑誌である。
雑誌としてはzin(同人誌のようなもの)のような薄さで隅々まで読んでもらえる、すぐ捨てられてしまうようなものにしないというのがコンセプトになっている。
この本はこの雑誌に至るまでの新人の頃からの物語で進んでいく。マガジンハウスでライターの仕事をし月100万まで稼げるフリーランスになったが、仕事に追われる忙しい日々を送っている。そこに著者は違和感を感じているが、がむしゃらに東京で仕事をしている。でも、自分で期限をつけていて編集長から赤字で直されなくなったらマガジンハウスを辞めようと決めている。そして、ついにその時がきてその仕事をやめるのである。
そうやって目標を勝手に決めて、自分のやりたいことへとシフトしているんだなと感じた。
この本のいいところは最後のページには「実践編」が載っており、これが私らしく働くコツになっている。
働くことに迷った時、この本が明るい光を指し示してくれるかもしれない。
- 作者: 服部みれい
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2016/04/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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