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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】ブサイクだろうが金が無かろうが…『LOVE理論』

「結論からいうと、今からトム・クルーズよりもモテる男に育て上げることになる。」
これは巻頭の言葉である。

人の悩みを解消するための心理学書に決まって出てくる言葉がある。
「人には生まれ持った才能がある。ありのままの自分を受け入れましょう」
ありのままの自分―ヘドが出る言葉だ。単に生まれつきブサイクなだけで、恵まれた才能が無いだけで、恵まれた環境にいないだけで、堀北〇希、北川〇子とセックスをできずに一生を終えるのか?

強烈なメッセージとともに始まる本書は非常にユニークな構成で女性を落とすための理論がつづられている。著者の独自の研究と試行錯誤を繰り返して考案され、恋愛マニュアル本を200冊以上読破して確立した理論である。らしい。

「大変じゃない?理論」という面白い理論がある。「恋愛は会話(コミュニケーション)能力で決まると言っても過言ではない」という一節がある。もちろん、これは解決ではなく共感であり話を聞くことに集約される。男性はストレスに鈍感なつくりだが、女性はストレスを感じやすい生き物であり、何かと無理をして生きている。察する生き物が故、必要以上に気を使って生きているのである。女性は愚痴を言ってストレスを発散する生き物であるという研究も出ている。そんな時、「愚痴を聞くこと」という行為は非常に効果的である。それを引き出すためには「大変じゃない?」「意外と大変じゃない?」そして最後に「頑張ってるね」のコンボで仕掛ける必要がある。「君の愚痴を聞くために生まれてきた」と言わんばかりの天使の相槌と包み込む表情が大事で愚痴を言いすぎたという女性が感じる罪悪感を消していく。

これは一例だが、上記の様な非常に面白い理論が沢山あり、女性が読んでも面白いのではないかと思われる。(女性の読者が何というか分からないが……)「男ってバカだな」と思われるかも知れないが、私たちは本気である。いつか、このような恋愛マニュアル本で女性とディスカッションしてみたいとも思う。まあ、「ちょっとマニュアル本を読んだからって、女性のことを分かったような気でいるなよ。マニュアル本通りの女性なんているか!」と怒られるような気もするが。

LOVE理論

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