「本を読むこと」は「思考すること」の手助けとなるのか。
これを考えるとき、読書は必ずしも「思考すること」の手助けをすることにはつながりません。
読書をすることで「知識」、つまり「他人の考え」は手に入りますが、それをあたかも自分が考えたことのように扱うのは思考ではありません。
また、「他人の考え」に強く影響されすぎて盲信してしまっても、それは思考にはなりません。
考えることを邪魔をしてしまうような「知識」はない方がよく、本を読みすぎてはいけません。
読めば、読むほど自分の考えがぼやけてしまいます。
自分の頭で考えると、当然、最初は誤解に陥りますが、それを恐れていてはオリジナリティは望めません。
読書をしないことも大切な勉強になります。
オリジナリティは借り物の知識だけからでは生まれないのです。
読書をするのであれば、たまに脱線して、自分の考えを確かめながら進む。休止して、自分の考えが自然と浮かび上がるのを待つ。自分の考えが浮かんで来たら、感想を書く。これらをすることでオリジナリティが強くなり、自分たちの精神がより大きく豊かになります。
そうです。HIUでは、書評メンバーを募集しています。
ぜひ、読書をしたら、思考するために書評を書いてみませんか?
入会後はぜひ、宜しくお願いします。
本を読むだけでは得られないものを、手に入れましょう。
- 作者: 外山滋比古
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