HIU公式書評Blog

HIU公式書評ブログ

堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

MENU

【書評】このようにすれば読書はストレスフリー!『知識を操る超読書術』

 皆さんは本を読むとき、どのように読むだろうか?最初から最後まですべて読もうとしていないだろうか?なのであれば、次のような経験もあるはず。「結局最初の10ページくらい読んで飽きちゃって、どうも読み通せない」、という経験だ。本好きの僕ですらある。読み進めたのだが、結局だんだんしんどくなっていき、エクストリームスポーツのようにとらえて、読書時間を取らなくなってしまう。つまり、「読書=大変なこと」となってしまうのだ。そのような悩みを抱えているのであれば、この本はうってつけだ。本は、読み方さえおさえれば、誰でも気軽に読めるのだ。では、どのようにすればいいのか。本書は、そのようなことを、論文をもとに解説している。今回は、僕にとって非常に有益だったことを書いていこう。

 まず、この本で最初に「ほう!」と思ったのが、「本を読むときは、読みたい章から読んでもかまわない」という箇所である。これが驚きだった。本は一冊丸々読まなきゃいけないと思い込んでいたからだ。何故、読みたい章から読んでもいいのかというと、本書によると、漫然と全部読むより目的を意識して一部を読んだほうが、有意義な読書体験になるし、何しろ頭に入りやすいからだという。これは、言い換えれば好奇心に任せて読む、というところだろう。僕もさっそく試してみたが、実に読みやすい。しかし、僕はどうしても全部読んでみたいという欲求があるため、これにアレンジを加えている。まず、気になった個所を拾い読みする。そして、読んだら更に、他の読んでみたい個所も拾い読みする。すると、自然と「え、何これ。最初から読みたい気になる」という好奇心がわいてくる。その気になることを三つ、紙に書いてしおりとして挟んでおくのだ。こうすれば、飽きてきても、紙を読めばやる気が復活する、という仕組みだ。

 そして、最も役に立ったのが、運動しながら本を読む、ということだ。これは本書のコラムに書かれていた。「ん?どういうこと?」と思ったことだろう。何しろ、多くの人は「J本は座って読むものだ」という考えを持っているからだ。しかし、座って読むと、どうしても集中が続かない。そして、頭にも入りずらい。そこで、歩きながら読書するのだ。足を動かすことによって、脳に血を行きわたらせるのだ。そうすることで脳に酸素が運ばれるため、集中が途切れにくい。僕も、この書評をステッパーを踏みながら書いているし、本を読むときも、数学を勉強するときも、日記を書く時も、ステッパーを踏みながらやっている。しかもこのステッパーはオリンピック強化選手用のステッパーなので、全く壊れない。快適に、勉強することができる。このように、動きながら勉強するのだ。

 本書の著者であるメンタリストDaiGoさんは、日本唯一のメンタリストで、テレビ出演をしていた。そこから、ビジネスやアカデミックへと方向転換をし、企業の講演やコンサルをしていた。7年ほど前にニコニコチャンネルを開設し、チャンネル会員数一位になった。現在はDラボという独自配信サービスを展開している。僕自身、ニコニコ(現Dラボ)で人生を変えてきた。
 
 本書は、本当に効果的になおかつストレスフリーで読書をするための本だ。とても有益だ。この書評以外にも様々な方法が解説されている。ぜひ、ご一読してはいかがだろうか?

参考文献
メンタリストDaiGo(2019)『知識を操る超読書術』かんき出版