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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】こうして僕は「コミュ障」を脱却しました。『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』

 皆さんは、会話が得意だろうか?得意だとして、どのように「得意」なのだろうか?
 告白する。実は、僕はコミュニケージョンが大の苦手だ。HIUの交流会やイベントに時々参加しているし、よく人に知識を解説しているので、他の人からは「話すのうまいですね」と言われる。しかし、内心は「そうだといいんだけど」とどぎまぎしている自分もいる。実際には、仕事で高めた説明スキルを、会話にも使っているだけなのだ。僕はもともと話すのが苦手な性格なのだが、そんな僕の助けになった本が、本書である。この本は、「コミュ障気味で」「話すの苦手なんです」という人にはぜひ読んでもらいたい一冊だ。何故今本がここまで画期的なのか、今から書いていく。

 まず第一に、心理学者の研究を紹介し、「内向的な性格」を定義し直している点だ。良く世間で言われている「内向的」というのは、「しゃべるのが下手」で、「とても根暗」で、「オタクっぽい」、というイメージではないだろうか?実は、そこに大きな誤解が含まれている。何かというと、この本によれば、実は内向的な人のほうがコミュニケーション能力が高いのだ。なぜかというと、内向的な人の方が観察能力に優れ、共感力が高いという。つまり、相手のことをよく見ているが故に、対人関係に不安を持っているだけ、ということなのだ。これを見て僕は、とても救われた。何故なら、僕自身コミュニケーションで困っていたからだ。相手の表情を見たり周りを見て分析したりして、頭の中で話を構築しているので、言葉の切り返しに時間がかかったり、自分の話の矛盾点を簡単に見つけて修正したりしている。とにかく、コミュニケーションでかなり疲れてしまうのだ。その点も含めて、この本で内向的を再定義してくれたことは、かなり救いだった。

 そして、第二に、この本では「自分の性格に合わせて、ネットワーキングを作りましょう」というのを推している点だ。これもかなり役に立っている。世の中は、外向的な人の方が好ましいというメッセージであふれかえっている。もっと人間関係を作って、みんなとつながろう、というものだ。しかし、僕はこの考えに疑問も持っていた。「そんなにつながったら疲れちゃうのに、何で人脈作りがいいんだろう」、という疑問だ。しかし、本書はその疑問にも答えてくれている。それが「自分の持ち前の性格に合わせた方法で人間関係を作りましょう」だ。価値観と照らし合わせてもいい。つまり、自分にとってやしやすいスタイルでコミュニケーションをしましょう、というものだ。ネットワーキング作りが苦手なら、人とつながることがやたらと上手い何人かと友達になり、いざというときに他の人とつなげてもらう体制を作ってしまうのだ。これなら、あまり人間関係が得意でない人でも、ネットワーキングを作れる。まさに「無理せず」なのだ。僕のやりやすいコミュニケーションのスタイルは、「知識や分析、考察や考察、アイデアが飛び交う会話」だ。

 本書の著者は、メンタリストDaiGoさんである。堀江貴文さんとも交流があり、自身のサービス「Dラボ」で精力的に配信している。僕もDラボを使って、毎日勉強している。彼から得られる知識で、僕は人生を変えてきた。人生の基盤を作るのにはぴったりのサービスだ。最近はX-mobileとコラボし、スマートWi-Fiも出している。

 本書は、「コミュニケーションが苦手」と考えている人に是非とも読んでほしい本だ。内向的な人の助けになるし、コミュニケーションの見方も変わる。ぜひ、本書の知識を試してみてはいかがだろうか?

参考文献
メンタリストDaiGo(2019~2020)『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』マキノ出版