- 作者: 堀江貴文
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/11/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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あなたが「ゼロ」ならば、何をかけても「ゼロ」のままだ。
物事の出発点は「掛け算」ではなく、必ず「足し算」でなければならない。
小さく地道な一歩を踏み出すことから、すべてがはじまるのだ。
掛け算ではなく、ゼロの自分にイチを足そう。
僕は働くことを通じて自分に足し算をしていった。掛け算ができるようになったのは随分後になってからのことだ。
これは本書の引用である。
堀江貴文氏は物事の効率や最適化の主張をメディアを通じて繰り返している。
同じ時間、同じ労力を使いながらより大きな結果を残していく「掛け算によるショートカット」の有効性を強調してきた。
だが、その前提には圧倒的な努力によって積み重ねた「足し算」の部分があったうえで、主張をしていることを忘れないでほしい。
起業しての数年間は友達とも連絡をとらず、飲みに行くこともなく、会社にベッドを置いて毎日のように寝泊りする生活をしてきており、睡眠時間以外の時間はすべて仕事に充てていた過去があるのだ。
この「足し算」の過去があって、初めて「掛け算のショートカット」ができるようになったのである。
ビジネス書や成功法則の本を読むよりも、「イチ」となる小さな一歩を踏み出そう。
仕事以外でも良いから小さな成功体験を積んで「やるじゃん、オレ!」と自分のことを好きになろう。
批判されても、行き当たりばったりだと笑われても、勝手に言わせておけばいい。
誰よりも早く動き出し、かたちにしてしまおう。
失敗して失うものなど、たかが知れている。
本書には行動する人を後押しするメッセージが多く書かれています。
ぜひ、一読してください。