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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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ストレスフリーな生き方『無敵の思考』

『無敵の思考』著者 ひろゆき西村博之)(大和書房、2017/7/20)

本書は、死ぬまでにできるだけ楽しく暮らすために、前もってルールを決めておくことで選択肢を無意識のうちに減らす生活をするという、著者流のストレスフリーな生き方、コスパ最強の21ルールが書かれている。

著者は、ネット掲示板2ちゃんねる」の元管理人であり、最近では英語圏最大の匿名掲示板「4chan」管理人のひろゆき西村博之)氏だ。

本書を読んで思ったのは、私自身、日々の暮らしの中で数々の意思決定、つまり、どうしようか迷う場面がたくさんあり、それだけで疲れてしまっていたということだ。これを解消するには、著者が言っているように、”いかに物事を決めないでルールに従って暮らす”ことが必要であり、どうしようか迷わない分だけ、ストレスの少ない生活ができるようになるのだ。

本書の21ルールの中でもこれは良い思考だなと思ったのが、ルール5の”イヤなことは「自己正当化」で消す”だ。

著者は、”自分のことが嫌いになるようなことをしない”ということを徹底していて、”イヤな思いをしたときに、「なんであのとき、ああしなかったんだろう」と後悔する理由を、前もって作らない”と言っている。

例えば、ある行動をとることでイヤな思いを回避できるとする。しかし、その行動をとらなかったとしても、それが正しかったと納得するそうだ。そうすると、行動しなかったことでイヤな思いをしてしまったとしても、行動をとらなかったほうが良かったから正解だったと思える。

これこそ、どちらも自分が選択したのだから、自分の好きに準じているという『無敵の思考』といえるのではないか。

この他にも、著者流のルールとして、

・「根拠のない自身」を持つ
・「モノづくり」をする
・「ストレスマネジメント」を徹底する
・「努力しないための努力」をする
・「プレゼン力」で物を手に入れる

などのストレスフリーな生き方につながるルールがあるので、詳しい内容については実際に本書を手にとってみてほしい。

自分のことが嫌いになるようなことをしない。これは逆にいうと、自分のことが好きになるようなことをしてということになると思うが、これからできるだけ楽しく暮らすために、ほんの少しでも考え方や生き方を変えてみたいという方におすすめしたい一冊である。