『朝5分!読むだけで文書力がグッと上がる本』監修者:校條剛(永岡書店、2012/7/20)
この本はたくさんの文書の書き方を記した書籍を1冊の文庫本に要約している。
自分自身、学生時代から文書書くのが苦手であり、こうやって書評書くようになったのも驚きである。
口から発する言葉と、文書で表すのとは相手の捉え方に多少の誤差というものがあるのが一般的であり、使い方に気をつける必要がある。
まず、主語の使い方だ。会話の中では主語を省いてもなんら問題ないパターンが多々あるが、文書の場合は伝えたい内容を明確にさせるために必須条件である。例えば会話で主語が抜けていて誤解を招いてしまった場合でも、すぐに謝って対応すればいいが、文書の場合すぐに聞き返したりできない場合など、間違って解釈されて大きなトラブルになってしまうことがあるので注意が必要である。
文書の内容が変わる場合など積極的に段落を変えるということを心がければ読み手に伝わりやすい。段落分けのタイミングがわからないという場合は、頭の中でテーマや流れがつかめていないというケースがある。全体の文の流れ、1つ1つの文の性格をしっかりとつかんで書くということを心がける。
魅力あるタイトルは読み手にとって最初の取り掛かりであり、最も重要な部分であり、ここをおろそかしてしまうと読んでもらえないことが多い。だからビジネス文書やプレゼン資料、電車の中吊り広告、新聞のラテ欄など半ば強めのタイトルを使うことがよくある。一目見て本文の内容が伝わり、引きつけることが重要だ。
このように文書を書くこととは、読み手に読みやすさを考え構成し、段落分けし、書くというのが大切であり、伝える気持ちが強すぎて表現が難しくなりすぎないように、シンプルな文を心がけるようにすれば上手に文書が書けるでしょう。