HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】一点突破、勝てるエリアに集中しろ『クレイジーで行こう!グーグルとスタンフォードが認めた男、「水道管」に挑む』

「これまでノウハウを溜め込んできたプレイヤーたちの顔ぶれすら、やがては変わってしまう」

アメリカは今後の35年で水道管の交換に100兆円使わなければならないが、我々は40兆円削減できる。

これは、水道管の世界を変えるため、単身アメリカに乗り込んだベンチャー経営者の物語だ。

アメリカでの仕事と意思決定のスピードはお祭り騒ぎ、なにせ契約の大小に関わらず、その場で全てが決まる。

日本との差は歴然だ。

スピード、試行錯誤、判断力、そして事業に対する熱量がものをゆう。

例えば、最初はロボットで水道管の修復箇所を見つけて行く会社だったのだが、進めて行くうちに集めたデータを分析する会社に方針を転換することになる。悩んだ末だが、突破口を見つけた後の対応は早い。

世界のスタートアップ2位の表彰を受ける頃でも社員は12人、アメリカとゆう国を相手に商売し、バイアウトに至る道のりも部活のように駆け抜けて行く。

我々は今、既存のプレイヤーの入れ替え戦が出来る時代を戦っている。

日本では上が詰まってる?

スピードと情熱と最新技術で、既存のプレイヤーを入れ替えちまえば良い。

全ては単なる人生の思い出作りなのだ。

【書評】行間の空白を空想することで新しい発見がある『明日は心でできている~前向きアイディア革命~』

本書では、仕事が楽しくなる方法や人生を磨く心がけ、人と上手につながるためのアドバイスなど日常を特別にするヒントがまとめられている。

著者は、「ビームス」の設楽社長の「努力は夢中に勝てない」という名言にハッとしたそうだ。「努力している」と感じないほどに夢中になることが大切なのだ。また、夢中になれる人や仕事、趣味に出会えることは幸せなことだと著者はいう。そのためには、常にアンテナを磨き、好奇心を養うことが必要だ。

さらに著者は「続けることの偉大さ」についても伝えている。何年、何十年と仕事などを黙々と続ける人を尊敬するという。自分の人生を振り返ってみると十年以上続いたものが二つある。それは「書道」と「華道」だ。続けようとしたわけではなく、あっという間に十年たったようにも感じる。

また、これらが続いた理由は、単に字の書き方や花のいけ方を習うだけではなく、バランス感覚やデザイン性、短時間に効率よく物事を行う方法など、一見関係のなさそうな多くの能力が身についたからだ。学びに終わりがないのも魅力の一つだ。

さらに「これだ」と自分で決めたことは何でも、またどのような状況であったとしても、早々にその気持ちが変わることは、まずない。それも物事が長く続いていく秘訣なのだろう。

本書は、読者が簡単に読めるように作られたそうだ。なぜなら、繰り返し読んでもらえるように。さらに、じっくりと行間の余白を空想して読むことで、新しい発見があるからだという。

著者がすすめるように、行間を読むということは非常に大事なことだ。文章そのものを読むのではなく、その裏に隠された著者の意図を読み取ることができると、世界はより楽しくなってくる。

また、人の言動に関しても、そのままの言葉や状況だけを受け取るのではなく、相手の立場に立ち、その意図をくみ取り、それを尊重して受け入れることが重要だと考える。

【書評】万博のトップでさえ1人1人マメに連絡してるなんて!『SALON DESIGN VOL.6』

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HIUの活動を中心に取り扱っているこの本。著名人と堀江氏との対談、ホリエモン祭(万博)、HIUの各グループ・プロジェクトの紹介に特集といったHIUの内容全体に渡って紹介している。今回が6冊目とのこと。
意外性が大きかったのがホリエモン万博の実行委員長と副実行委員長の対談。ホリエモン万博といえば六本木のいろんな建物でいろんな催し物を行っている都市型フェスで、今年はスタッフが260人近くもいたらしい。その1人1人と実行委員のトップが連絡を取り合っていたというから驚きだ。しかもその方が効率が良いとのこと。実際にやり通した2人が言っているから説得力がある。
また、紹介するにあたって万博の紹介ページも捨てがたい。先ほど260人と述べたが、その人数だけでこれだけの本格的なイベントを実行していたと考えるとすごい。しかも、大変がボランティアか、むしろ金を払っている者だという。
このようにホリエモン万博を大々的に、裏側を含めて扱っているVOL.6ということなので、ホリエモン万博に行ってもう1度思い出に浸りたい方、ボランティアで組織を動かすコツを知りたい方にオススメであろう。万博は尖ったイベントが多かったし、ボランティア組織はボランティアである故思い通りに人が動いてくれず意見もしづらいので、そういった方々に得るものが多いと思われる。
とにかく熱い1冊になっている。どの記事も短く読みやすいので、気になった今この瞬間の勢いでぜひ購入し、読み進めてみるのが良いと思われる。

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【書評】あの感動をもう一度 おさらいホリエモン万博2019『SALON DESIGN VOL.6』

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この本は、HIU 堀江貴文イノベーション大学校のイベントの一つでもあるホリエモン万博を理解するために手に入れて欲しい一冊である。

そもそも「ホリエモン万博」って何?と思うだろう。堀江貴文がプロデュースする都市型フェスの事で、2017年から日本だけではなく、海外でも開催されているのである。今号はコンテンツや万博のトークショーの内容までもが掲載されている、いわば丸分かり本である。

更に実業家の槙野光昭さんのトークショー後の特別インタビュー記事では、トークショーでは話す事の無かった裏話も掲載されており、目立つことに苦手意識があると言う本音がポロリ。本音を引き出したインタビュアーもHIU会員と言う事も驚きだが、会員自らが取材に関われるのが「行動する人がチャンスを掴む」という「HIUらしさ」が表されているのである。

フェスが好きな人も、今の自分の働き方、生き方を変えたいと思っている人も是非とも手にとって欲しい。ページを捲れば、そこには貴方の今までを変える何かが詰まっているのだから。

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【書評】HIUだからこそできる。素人でも編集者としての仕事に携われる『SALON DESIGN No.6~ 働き方、そして生き方をデザインする~ 』

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本誌は、堀江貴文イノベーション大学校(HIU)の活動が紹介された季刊誌であり、編集学部にてメンバーにより制作された。また、制作メンバーを現在募集している。

評者は、HIUに入会して1年9か月になるが、入会当初はサロンについてほとんど把握していなかったため、過去に発売されたすべての『SALON DESIGN』を購入し、研究した。そのため、HIUのことをまだ理解していない人には本誌を読むようにすすめている。

本誌を見てもわかるように、数多くの分科会や万博のような大きなイベントも定期的に開催されているため、誰でも興味を持てるものが容易にみつかるはずだ。

評者にとってのHIUの魅力は、様々な業界のビジネスに関することが学べ、また体験できることだ。またHIUは、評者の現在の仕事と似ている部分が多いところも面白い。

評者は普段、ビジネススクールで働いている。生徒は全員無職で新たな仕事を求めているが、入校当初は方向性の決まっていない人がほとんどだ。入校前や新入生への説明会を行ったり、職業選択のアドバイスをしたり、相談を受けたりと、自ら行動できない人の背中を日々押している。

仕事をしていると、時には仕事について相談したり、アドバイスを受けたりしたいこともある。しかし、評者の周りには仕事について相談できる人がいない。そんな時HIUへ入会し、主宰者である堀江貴文氏の仕事の仕方を目の当たりにする機会に遭遇した。そのため、評者にとってHIUは、自分の楽しむ場所でありながら、ある意味仕事の仕方も教えてもらえる重要なところとなっていった。

例えばメンバーへの仕事の指示の仕方、相談を受ける様子、メンバーが誤った方向へプロジェクトを進めていった場合の軌道修正や、不適切なことへの注意の仕方など、その一つ一つの発言が評者にとっては大きな学びとなっている。

そのように感じるきっかけとなったのは、HIUメンバーがスタッフとして参加し、堀江貴文氏が主演、エグゼクティブプロデューサーを努めたミュージカル『クリスマスキャロル』であった。

堀江貴文氏は、世界初のことにチャレンジしたり、チケットの売り上げをあげるためのプランを次々と作っていった。また初めてのこと、難しいといわれるようなことであっても、日々修正しながら、効率よくターゲットをめざし、またそこに近づけていく仕事のやり方は、まさに見習うべきところだと感じた。

それにより「仕事とは、こういうことなのだ」と衝撃を受けたことは、今でも心に強く残っている。また、その後のホリエモン万博や合宿など、体験してみることにより、楽しさはもちろんだが、得るものも大きかった。

そんな初めての楽しみや学び、仕事等を自らが行い、メンバーに教えてくれる主宰者は、その存在自体がとても貴重であり、唯一無二の尊敬する人だ。

魅力的なイベントはこれからも目白押しだ。今後も主宰者から日々学び、成長に繋げていきたいと思っている。

HIUについては、こちらから

salon.horiemon.com

 

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【書評】肉も野菜も、食べてますって!『SALON DESIGN VOL.6』

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おっ、いきなり表紙写真は、オリエンタルラジオ中田敦彦さん。今度はいったい何が起きているんだ?HIU公式ガイドのサロン本第6号が5月末に発刊され、ボリュームはドドんと32ページ。編集人である吉田陸仁氏が自信ありとコメントされるとおりの充実のコンテンツ。今回は電子版リリースというのもユニークな販売手法ですね。評者オススメは、充実の対談&インタビュー記事です。

巻頭は、堀江さんと中田さんとの対談特集。マスメディでの活躍は誰もがご存知の中田氏。その中田氏が堀江さんやHIUとどう関わりを持たれたかの経緯を評者は知らなかったのですが、この特集記事を読んで納得。「アイディアをパクるときは徹底的に金をかけろ!」「クラウドファンディングとは、徳を貯めること」という内容は、目からウロコの発想でした。

『新R25』編集長の渡辺将基氏と堀江さんとの対談記事では、「堀江さんは野菜を食べるのが嫌い!?問題」や「新幹線座席倒す問題」のトークをリアルに再現。リズム感と臨場感が伝わってくる内容で、(会場爆笑)とのト書きと同時に評者も思わず声を出して笑っていました。ページの最後でオチもちゃんとつけてあり、ここでもニヤリ。

インタビュー記事は、カカクコムを創業され、現在は美容室に挑戦されている実業家の槙野光昭氏への取材。このページ、槙野氏が語られている内容が興味深いのは勿論なのですが、インタビューアーがそもそもHIU会員であり、HIUの活動はこんな感じで行われているのだという視点に気がつくと、他人ゴトではなく自分ゴトとして読めました。

ところで、評者はこれまで電子媒体での読書が苦手だったのですが、「雑誌を電子媒体で読む」のはアリだと今回気がつきました。パソコンなら読みたい記事を思いっきり拡大して、活字を大きくして読めますし、画像は虫眼鏡がなくてもハッキリと見えます。集合写真などは、隅っこに知人の方を見つけたりする発見の遊びがあり、印刷された本とは一味違う楽しみ方がありました。

最後に。この内容・ボリュームで500円、とはなんてお得なんでしょう。HIU会員の入門書としても必携の書としてオススメです。評者は冊子本で発売されたら、ぜひ手に入れたいですね。

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【書評】エロいって、その感覚わかります『SALON DESIGN VOL.6』

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「エロいってなんなんすか((笑))」

堀江さんが、中田敦彦さんの禅徳寺珈琲を評価するとエロいそうだ。

働き方、そして生き方をデザインするをコンセプトに、堀江貴文イノベーション大学校(HIU)から出版されている通称サロン本。

各界の著名人と堀江さんとのトークやHIUの紹介などが掲載されているのだが、これが本当に面白い。

堀江さんとゲストとの対談が、いやマジで面白いんですよ!

取材されている著名人の物事の発想方法、スピード、実行力、さらには新しいことへの挑戦をホントに楽しんでいるのが文章から伝わってくる。

SALON DESIGNは、読むものじゃない、感じて楽しむものだ。

ビジネス本を買いまくっている人は、ぜひ一度読んでみてはどうだろうか?

本にはないバイブスを感じ、ビジネス本に対する新しい境地が切り開けること請け合いだ。

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【書評】小学生をも夢中にさせる武田双雲の講演会『いろんな字、いろんな人間。おんなじ字はひとつもない。』

NHK大河ドラマ天地人」や世界遺産「平泉」など、数々の題字を手掛けている人気書道家武田双雲氏。
老若男女問わず、講演会も引っ張りだこの人気講師でもある。

また、2020年以降はアメリカ・カリフォルニアに拠点を移す計画も進行しており、日本での講演もレアになりつつある。

そんな武田氏の講演会の電子書籍も出版されている。

2018年12月に千葉県の小学生と中学生向けに開催された内容だ。

通常講演会は対象者によってリアクションが全く違ってくる。
だから一方通行ではなく、相手にどう話せば伝わるか、という視点が伴っていないとシラけたものになってしまう。

6歳〜15歳というレンジであり、学力もバラバラの子供達をドッカンドッカンと沸かせる講演はどのようなものなのか?

武田氏は、東京理科大学理工学部の出身であり、理系センスを兼ね備えた書道家
道教室を通して、この年代にはこう伝えたら伝わりやすい、と都度PDCAを回していることもあり、言葉も研ぎ澄まされたものになっている。

子供に伝わりやすい話し方を知りたい方には、イチオシの一冊。

【書評】Instagramはまずタグを決めてから、写真を撮る。『共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る』

SNSについてこんなに詳しく分析されている本は初めてだ。元HKT48でモテクリエイターのゆうこすによるSNSの使い方は本当にすごい。

誰にでもわかる薄い内容を書いたり、炎上するような過激な発言やプレゼント企画でフォロワーを増やす人が多いのに対して、ターゲットを絞り、共感を生むことでフォロワーを150万獲得した女性それがゆうこすだ。

ゆうこすはニート生活から1年間で抜け出しSNSを使って好きなことを仕事にした。ターゲットを絞り、共感を生むことで。その全てがこの本には書いてある。

例えば、twitterの名前はこうしたほうがいい、自己紹介はわかりやすく、カバー写真は綺麗な景色でなく、世界観がわかりやすいものがよい。

Instagramはタグを多くすると実は表示されにくくなるから絞るほうがよい。多くの人が使うタグと少ないものも入れるのがよい。など、具体的に SNS攻略法が記載されている。

これからの時代SNSを使わないマーケティングはないだろう。まだまだ一部のインフルエンサーしかSNSを使いこなせていないいまそこ、誰もがインフルエンサーになるチャンスがある。

#ゆうこす現象


共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る

共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る

【書評】このバカ、殺したいけど殺せない『ハッパノミクス 麻薬カルテルの経済学』

「麻薬ビジネスの利益の高さと、労働者の能力の低さのミスマッチ」

17歳のガールフレンドと大金の上で自撮り、怒り狂った妻に夫は密告され、カルテルのボスまで捕まった。これがメキシコのシウダー・フアレスなら、家族丸ごと殺されていただろう。しかし、ここはイギリスだった。

人材問題は全ての業界にある。

しかし、麻薬業界は日本並みに人材不足だ。
メキシコでは戦闘で社員(メンバー)が高確率で死ぬが、イギリスでは高確率で捕まる。
どちらも、回転が早すぎて補充がきかないのだ。

この本は麻薬ビジネスを経済学的に分析する事で、どの部分に対策を立てれば一番効果(カルテルにダメージが高いのか)を分析した本だ。

ちなみに、麻薬のオンライン販売は顧客対応がものすごく良いそうだ。レビューもウケる。

麻薬ビジネスは、文字通りビジネスなのだ。

効率と数字、交渉力と最新技術に長けた人間が勝つ。

この本を読むと、これだけ麻薬に犯されてしまうと、合法化して政府がコントロールするしかないことがよくわかる。

合法化反対派の意見は金がかかるだけで、効果はない。

大麻合法化ついて詳しく知りたい方は楽しめること間違いなしだ。

 

ハッパノミクス

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