本誌は、堀江貴文イノベーション大学校(HIU)の活動が紹介された季刊誌であり、編集学部にてメンバーにより制作された。また、制作メンバーを現在募集している。
評者は、HIUに入会して1年9か月になるが、入会当初はサロンについてほとんど把握していなかったため、過去に発売されたすべての『SALON DESIGN』を購入し、研究した。そのため、HIUのことをまだ理解していない人には本誌を読むようにすすめている。
本誌を見てもわかるように、数多くの分科会や万博のような大きなイベントも定期的に開催されているため、誰でも興味を持てるものが容易にみつかるはずだ。
評者にとってのHIUの魅力は、様々な業界のビジネスに関することが学べ、また体験できることだ。またHIUは、評者の現在の仕事と似ている部分が多いところも面白い。
評者は普段、ビジネススクールで働いている。生徒は全員無職で新たな仕事を求めているが、入校当初は方向性の決まっていない人がほとんどだ。入校前や新入生への説明会を行ったり、職業選択のアドバイスをしたり、相談を受けたりと、自ら行動できない人の背中を日々押している。
仕事をしていると、時には仕事について相談したり、アドバイスを受けたりしたいこともある。しかし、評者の周りには仕事について相談できる人がいない。そんな時HIUへ入会し、主宰者である堀江貴文氏の仕事の仕方を目の当たりにする機会に遭遇した。そのため、評者にとってHIUは、自分の楽しむ場所でありながら、ある意味仕事の仕方も教えてもらえる重要なところとなっていった。
例えばメンバーへの仕事の指示の仕方、相談を受ける様子、メンバーが誤った方向へプロジェクトを進めていった場合の軌道修正や、不適切なことへの注意の仕方など、その一つ一つの発言が評者にとっては大きな学びとなっている。
そのように感じるきっかけとなったのは、HIUメンバーがスタッフとして参加し、堀江貴文氏が主演、エグゼクティブプロデューサーを努めたミュージカル『クリスマスキャロル』であった。
堀江貴文氏は、世界初のことにチャレンジしたり、チケットの売り上げをあげるためのプランを次々と作っていった。また初めてのこと、難しいといわれるようなことであっても、日々修正しながら、効率よくターゲットをめざし、またそこに近づけていく仕事のやり方は、まさに見習うべきところだと感じた。
それにより「仕事とは、こういうことなのだ」と衝撃を受けたことは、今でも心に強く残っている。また、その後のホリエモン万博や合宿など、体験してみることにより、楽しさはもちろんだが、得るものも大きかった。
そんな初めての楽しみや学び、仕事等を自らが行い、メンバーに教えてくれる主宰者は、その存在自体がとても貴重であり、唯一無二の尊敬する人だ。
魅力的なイベントはこれからも目白押しだ。今後も主宰者から日々学び、成長に繋げていきたいと思っている。
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