新年一冊目にして、最高の作品と出会いました。
本書は喜多川 泰さん著、落語をテーマにした小説。
主人公の門田 暖平は、群馬から東京のとある大学に進学し、ひょんなことから落語研究会に入ることとなる。
そこでの出会いや出来事、様々な体験、主人公の両親との関係など、あらゆる視点でのストーリーが描かれていながら、後半ではそれまでの伏線もきちんと回収され、感動と共に、読み終わったあとにすっきりできる作品となっている。
やはり人は一人では生きていけない。
誰かと出会い、そこで新たな学びを得る。
そこで自身に磨きをかけ、そして次に活かす。
時には過去を振り返って反省し、今後のあり方を見直す。
それもまた自身の成長へと繋がる。
こういったことを再認識させられる作品でもありました。
またタイトルでもある「おあとがよろしいようで」
落語の締めの言葉として使われているイメージが多いかと思うが、この言葉の本当の意味を知ることもできる。
落語が好きな人はもちろんのこと、そうでない人も読み進めるにつれて、のめり込んでいくこと間違いなし。
私もつい感情移入し、移動中に人目をはばからず涙してしまいました。
今年こそは自分を変えていきたい、新たなことを始めていきたい。
そう考えている方、必読です。
おあとがよろしいようで。