みなさんこんにちは。今回は、夕木 春央の『方舟』という小説についての感想を書かせていただきます。
■概要 大学時代の友達と従兄とともに山奥の地下建築を訪れた主人公、柊一。しかし、彼らは偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことに。翌日、地震が発生し、彼らは閉じ込められてしまいます。そして、さらなる危機が彼らを襲う...
■感想 この小説は、極限の状況下での人間の心理と行動をリアルに描いています。地下での閉じ込められた状態、水の流入、そして次々と起こる殺人事件。これらの緊迫した状況が、ページをめくる手を止めさせませんでした。
特に、人間の心の闇や、極限状態での選択について深く考えさせられました。誰が犯人なのか、なぜそのような行動をとるのか、そしてその背後にある動機。これらの謎が次第に明らかになる過程は、まさにサスペンスの極みです。
そして、衝撃のラスト。先入観を持たずに読むことで、その驚きを最大限に感じることができます。私自身も息を飲みました。
■まとめ 夕木 春央の『方舟』は、サスペンス好きにはたまらない一冊です。人間の心理や選択、そして驚きの結末。これらの要素が絶妙に組み合わさったこの小説を、ぜひ皆さんにも読んでいただきたいと思います。