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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】0.000004%の出会えた奇跡に感謝する『「ありがとう」の教科書』

 

一生のうちに接点を持つ人の数は約3万人。世界の人口約70億人中、出会える人はなんと0.000004%の確率。そもそも出会えたことは奇跡的なことであり、自然と感謝の言葉が出てくるそうだ。すると相手も自然と笑顔になり、その場の雰囲気も良くなる。著者はこのような「先出し感謝」を心がけているという。

まずは出会ってくれたことに感謝し、そして、相手にどうやって恩返しをしようかと考えながら接することで、信頼し合える関係が築け、トラブルも生まれにくくなり、自然とすべてがうまくいくそうだ。また、相手に素直になってほしい、愛してほしいなど何か望みがある場合でも、まずは自分からそれを与えることにより、感謝したくなる出来事が増えるという。

また、日常的に発する自分の言葉は、脳がそれを認識し、その言葉通りの行動を指示し現在になる。特に人が話した時の自分のリアクションは「すごいね!」など感動の言葉なのか。もしくは、「へぇ」「は?」「ふ〜ん」などイマイチな反応で無感情な言葉なのか。どちらを発してもそれは自分に返ってくる。それでなくても、人は元々ネガティブな感情があるため、放っておくと真顔になり、誰でも怖い顔になりがちだ。人の表情は、過去の経験や記憶から作られるため、普段からどんな表情をしているか気をつけ、和やかな顔「和顔」でいることを心がけるといいそうだ。

そんな著者も、どうしたら自分が心地よくいられるかを追求し、様々な文献を読んだり、たくさんの人から話を聞いたり、自ら人体実験を行うことで、「感謝の力」が心にもからだにも良い影響を与えることに気づいたのだ。感謝は技術。使い方を知ることにより、今から見る世界は変わると著者はいう。