ポイント
・不均衡状態の組織が強い
・組織には自立性・自由性が必要
・偶然や未知などの不確定要素の取り入れ
失敗の共通点
・作戦や目的が曖昧
・合理的な情報共有システムがない
・コミュニケーション不足
・過去の失敗から学ばない
組織は環境の変化に合わせて、自らの戦略や組織を主体的に変革することができなければならない。こうした能力を持つ組織を「自己革新組織」という。
世界は複雑で、不均衡の中の均衡で成り立っている。
だから、組織は常に、自己革新を目指さなければならない。
日本の軍隊・国・企業に共通する組織の欠点の本質を捉えた名著。
国家も組織も個人も、失敗を分析して次にどう活かすかを考えないと、
同じ失敗を何度も繰り返してしまう。失敗を繰り返さないためにも、歴史を学ぶって大事!!と感じた。
失敗の本質-日本軍の組織論的研究-
・戸部良一 寺本義成
鎌田伸一 杉之尾孝生
村井友秀 野中郁次郎
初版発行:1991.8.10
57版発行:2016.10.15
メディア:中公文庫