Web選考が増えているなか、待望の一冊。
採用に際して企業に採用されたい、働きたいという気持ちを伝えなければならないのはいままでもWeb選考も変わらない。ただ、Web選考は少しテクニックが必要なようだ。本書は就活生の思いを形にしてWeb選考を乗り切るためのアドバイスを与えてくれる。
本書は自分を知ることから始まる。
自分の特性を自己分析テストでチェックする。小手先だけのWeb面接のテクニックを伝授するのではなく、自分を知り、後悔しない職種選びを勧めている。就職は人生をかける選択になるかもしれない。真摯に自分と向き合うことが重要なのだ。
Web選考にはテクニックが必要なようだ。動画の提出やWeb面接もポイントを押さえて書いてある。テッパン的な内容もあれば、意外に見落としがちな点まで指摘しアドバイスをしている。これは納得の内容だった。
次の章では最近急激に増えてきた自己PR動画作成のポイントが綴られる。ここで最初の章で行った自己分析が効いてくる。企業としては自己分析ができているのかは大きなポイントだ。細かいが重要な撮影ポイントも押さえておきたい。
コロナが落ち着いてもWeb面接は継続すると思う。企業としてはWeb面接のほうがコストを押さえて、多くの人と面接ができるからだ。
この2年は営業のあり方も変えてしまった。飛び込み営業は駆逐されWeb営業に置き換わった。DMからのアポとり、Web営業という流れにに変わってしまった。本書に書かれてあるWeb面接での注意点や自己PR動画の作成はWeb営業にも活かせるのではないか。
筆者は本書を通じて就活生に寄り添ってくれる。心から就活生を応援してくれている。就活に不安に感じたら本書を手にとってほしい。心強い味方がついたような気持ちになるだろう。