営業職の多くのイメージは新規開拓して商品を売る、そして売り上げが上がらないと会社での肩身が狭くなる。または社会人の登竜門として新入社員がイヤイヤやらされるという・・・そういうネガティヴイメージを抱いてる方に是非お勧めしたい本書。イメージが多少なりとも変化します。
本書はストーリー形式になっており、主人公は入社一年目で契約数0、朝が来るのが憂鬱と感じる小笠原。そして、ある日小笠原がトップ営業マン紙谷に出会い少しずつ営業という仕事の素晴らしさを知る、そういう流れになっている。営業のノウハウを「営業の魔法」という名前で12個紹介されており、本書の最後にわかりやすくまとめてある。テクニックや心得的なものがバランス良く紹介されており、内容として簡単に出来るものばかり。
私自身、本書を最初に読んだのは2〜3年前であり、当時は会社員として訪問マッサージをやる傍ら、月に一回社のルールで飛び込み営業をしないといけない日があった。結局新規開拓には繋がらなかったが、既存のお客様から仕事を頂けるようになり、結果的に仕事が増えていった。本当に簡単に真似できるものばかりでちょっとした発想の転換をしただけで、お客様との会話は弾み、いつしか頼られる存在になったのはありがたく感じる。本書を読んで是非同じような体験をして欲しい。