旅に目的やテーマを持つのも面白い。今回のとほ宿53宿は殆んど北海道!そして本書の宿主の殆んどは本州出身。自分のとっておきの場所で営んでいるの様子が見てて楽しい1冊です。
宿の紹介の合間のトピックがおすすめ!
"家主データバンク"では、どんな人が宿を始めたのか?○○の経験は必要か?など、家主を始めたい人にも興味深いデータではないでしょうか?
"女将の小部屋"では、結婚と同時に宿を営むことになった女将の本音が対談形式で書いてある。楽しそうな宿の主人達も幅広く時間の長い仕事で大変なんだなと。旅先では私もこうしよう!という発見もあるトークでした。
1人旅では、宿主やゲストとの合流がよくあります。初めての方もこの本を見たら行きやすいかもしれません。バックパッカーやライダーさんだけでなく、面白い宿でゆっくり過ごしてみたい方におすすめの1冊です。
私自身、ずっと泊まりたかった十勝の『エゾリス君の宿 カンタベリー』でこの本と出会いました。この宿では、カフェコーナーで5時間ぐらいリスや野鳥を観察してまったり過ごしました。
何気なく購入したところ、宿泊特権やスタンプラリーもあり、北海道を周りたくなるようなおすすめの1冊です。