会議,プレゼン等の場で伝えたい内容が相手に伝わらず、ダメ出しをされてしまった経験はありませんか?
本書では、誰にでも描ける図と文章を組み合わせることで、伝えたい内容を格段に分かりやすくする方法が紹介されている。
評者は絵が下手である。
しかし、紹介されている方法で使う図は四角,丸,矢印など簡単なものばかり。
本書に記載された参考図はどれも分かりやすく、これなら自分でも出来ると思えた。
実際にニュースの内容を用いて、図に起こすトレーニングをしてみた。
より伝えやすくするにはもう少し時間がかかりそうだが、原因,過程,結果が視覚的に理解できる部分だけを見ても効果が実感できた。
気が散る音がある状況で素早く図にするトレーニングをするとより効果があるそうなので、徐々に音楽等、別の音がある状況でもやってみるつもりだ。
また、この方法は分かりにくい内容を自分の中に落とし込む時にも使えると感じた。
ノートをとる時に使うとより分かりやすくなるはずなので、学生にも本書はおすすめできる。
本書は架空の生徒、講師による一週間分の講義で構成されている。
対話形式なので理解しやすく、また読み進めやすかった。
本書を参考に伝える力を磨いてみませんか?
仕事や学業だけではなく、様々な場面で役立つはずです。