死ぬまで努力なんて、暑苦しい。そう思ったあなたは、もう既に腐敗の一歩を辿っているかもしれない。人生とは努力の連続である。
元伊藤忠商事株式会社社長の丹羽宇一郎氏は、語る。永年努力し続けることが、人間の成長と幸せを促すと。
皆さんは、仕事が好きだろうか。
中には仕事に対して、不満や疑いを持っている方も多いのではないだろうか。だが、その不満や疑いは、本当に努力をした上でのものだろうか?
例えば、上司に仕事を依頼されすぎて、身も心も疲弊してるなどと、言っている若者がいる。それは、本当に上司からの嫌がらせなのだろうか?期待されているからではないのか?
期待されているからこそ、仕事がもらえるし、もっと仕事によって、経験や知識を得てほしいと思っているからではないのだろうか?
最近の若者は、嫌になるとすぐ抜け出してしまう。確かに本当に、毎日ストレスが溜まるほどの仕事をして、死にかけになっているなら、辞めた方がいいし、そんな職場は早く捨ててしまった方がいい。
だが、少し努力して頑張った先に、楽しさがあるのではなかろうか?
最近の若者は、仕事に対してマイナスイメージがあるが、マイナスにやっていても、いい事は無い。顧客に悪いイメージがつくだけだ。
嫌々やっていても、迷惑になるだけだ。
自分が客で行った時、やる気のないバイトに接客されて、イライラしたことはないだろうか?それと、同じことをしている。
嫌な仕事でも、どうすれば楽しくできるか、どうすればもっと良くなるかを考えてやったほうが、アクティブ・ラーニングであり、自分の為にもなる。
人間の幸せとは、お金でも趣味でも恋愛でもなく、「没頭」である。
仕事も勉強も没頭さえすれば、何でも楽しくなる。「没頭」し、より良くしようと努力すれば、後から見ればいい人生だと思えるはずだ。
今を頑張れない人は、明日以降も頑張れない。皆さんもぜひ、今に没頭し、努力し続けてほしい。
死ぬまで、努力: いくつになっても「伸びしろ」はある (NHK出版新書)
- 作者:宇一郎, 丹羽
- 発売日: 2020/02/10
- メディア: 単行本