本書はもともと2009年に出版されたものだが、10年の時をこえて今回新たに生まれ変わった。それは、現在でも本書を上手く活用できていない人がまだまだ多いということにもなるのだろう。
本書のタイトルにもなっている「打ち出の小槌」著者は、打ち出の小槌は、誰もが持っているにもかかわらず、持っていることに気づく人は少なく、またその振り方を知る人はさらに少ないと言う。
打ち出の小槌とはどういうものなのか、また、どうすればそれが持てるのか、その思考法や日常生活の送り方について書かれている。本書を読むことにより、打ち出の小槌の存在に気づき自分のやりたいことを実現させるための近道がみつかる。
その近道への方法の一つとしてあげられているのは、成功体験を積み上げて自信を持ち、根拠はなくてもハッタリを利かせて背伸びをし、自分の能力をプレゼンテーションするということだ。
しかし、そのようなことを経験してこなかった人にとっては、そもそも「ハッタリ」を利かせる方法や自分の能力をどのように「プレゼンテーション」したらいいのかわからないだろう。
そのような人には、まず本書を読み「打ち出の小槌」の意味を理解したのちに著者の『ハッタリの流儀』『堀江貴文のゼロをイチにするすごいプレゼン』を読むことをすすめる。それにより、成功への近道を完全に理解し、実際に行動することが可能となる。
著者の複数の著書は、それぞれ内容が連携しているため、非常にわかりやすい。自分の苦手としていることや関心のあることなど、それぞれの著書を併せて読むことにより、より理解度が深まっていく。
一冊だけ読むと、サッと読み過ごしてしまい、結果として読んだだけで満足してしまい、行動せずに時が過ぎ去ってしまう。しかし、関連した著書を併せて読むことにより、その内容が印象深くなり、詳細が明らかになる。すると、自分にとって必要なことがより具体的になり、行動しやすくなるのだ。
『堀江貴文のゼロをイチにするすごいプレゼン』
http://bookrev.horiemon.com/entry/2019/11/04/220000
『ハッタリの流儀』
http://bookrev.horiemon.com/entry/2019/08/03/220036