本書の前書きに"最も時代を超えて読まれるべき決定版"との言葉がある。アインシュタインで言うところの特殊相対性理論でなく、一般相対性理論がとうとう完成したと。たしかに本書は決定版であった。
これまで堀江貴文、西野亮廣両者の本は数多く読んできた。本書は各章6ページ程度28章からなるが、各章毎に1冊の本はできただろう内容が簡潔に紹介されている。
前半ほとんどはこれまでの本のまとめとなるが、最後の4章が非常に良かった。お互いのことを書き合う章、自分のことを書く章だ。
例えば堀江貴文は西野亮廣のことを、非常に聞き上手で他人に速度を合わせられる。これは自分にはできないと評価し、西野亮廣は堀江貴文を世話好きで子供の時奪われてきた時間を取り返してるという。
本書は、個人的にも久々に良い本を読んだと感じた。世の中の本が皆これくらい惜しみなく、考えを詰め込んだシンプルなものばかりだといいのに。
- 作者: 堀江貴文,西野亮廣
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2018/10/26
- メディア: 単行本
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