5年間で仕事を辞める。期限を設けて、今の会社で学べることを精一杯吸収する。
5年間、どんな些細なことにも気を配り、工夫していく。そして次の5年間でバージョンアップしていく。本書のタイトルにはそのような意味が含まれています。
本書には NoFun ,No Gain という言葉が出てきます。仕事がどうしたら楽しくなるのかを考えて実践していく。他人の苦手なところを指導していくのではなくて、褒めて伸ばしていき、喜びや楽しみを感じてもらうことが重要であると伝えます。
人を褒めること、「偉人は小人物の扱い方によってその偉大さを示す」という文言があるように人を褒めることは費用もかからず、褒められれば褒められるほど人間はさらに努力していきます。
また、仕事の楽しさには「ゲーム感覚」を取り入れるというものがあります。凡事をいかに楽しくするかという点ですが、結果に左右されてしまうと楽しみはなくなります。もし、楽しさを勝負事での「勝敗」(結果)に委ねるとするのであれば、勝ち重ねる毎に薄れてしまいます。その楽しさは結果に対する感情的な反応だからです。
「ゲーム感覚」とは過程を楽しむことであり、勝敗などの結果に左右されるものではなく、一定の続いていく感覚のことです。自分のペースで行う作業そのものが楽しくなり、喜びを伴い無理せず継続できることです。
ぜひ、本書で著者の仕事の流儀を学んでください。
- 作者: 松田公太
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2008/05/23
- メディア: 単行本
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