我々は時代の節目に立っているのかもしれない。
突然現れた最先端技術の数々。VRやドローン、ブロックチェーンに人工知能。どれもなんだか難しい気がする。私だけ時代に取り残されている気がする。そんな方に是非手に取ってほしい。本書はあらゆる人に親しまれる、人工知能のバイブルである。
人工知能の先駆者により語られる人工知能のロードマップは、読者の知的好奇心を掻っ攫うことながら、人工知能を「一般社員、課長」などに簡単に例えてしまう様は非常にコミカルでもあり実に面白い。読者も本書の虜になってしまうこと、間違いない。
なぜ人々は人工知能に魅了されるのか。人工知能は人々をどのように変えていくのか。「人工知能は人間を超えるのか」。聞きたくてやまないこれらの疑問を、本書はすべて答えてくれることだろう。自動運転車はすでに開発中だし、人工知能が星新一風の短編を作成するような時代に入ってきている。Googleの画像認識は時々人間とゴリラを識別できないなど、失敗の愛嬌はあるものの、技術は日々日々急激に進化している。
これからの変わりゆく時代を、読者がただ流されるのではなく、期待して待ち受けられるように。私は本書を推薦したい。
人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)
- 作者: 松尾豊
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2015/03/11
- メディア: 単行本
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