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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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西野亮廣流クラウドファンディング活用法とは!?『Discover Japan 2017年 02 月号』

 

Discover Japan(ディスカバージャパン) 2017年 02 月号 (特集:西野亮廣)

「薬物」、「ひき逃げ」、「不倫」、「女子高生との同棲」そんなことは全くしていないのにも関わらず、毎日のようにyahooニュースに載る男、
それが「おもしろ絵本作家西野亮廣」である。そんな西野亮廣の特集を行ったのが『Discover Japan 2017年 02 月号』だ。

西野亮廣は、昨年「芸人」という肩書を捨て、「おもしろ絵本作家」となった。
もちろん芸人をやめたわけでなく、絵本を書きながら芸人もやっている。
西野が現在行っている活動は3つ「芸人」、「絵本」、「街づくり」だ。
できるだけ遠い3つの活動をすることによって、自分ができることの面積を増やすことで、
一番大好きな漫才を一生続けることができるように活動している。

そんな西野の活動のおかげでよくテレビで特集されているのが「クラウドファンディング」。
HIUではもちろんおなじみであるが、世間一般ではほとんど理解されていないだろう。
本書では、西野亮廣流のクラウドファンディング活用術について非常に詳しく解説されているところが見どころだ。

西野が最もクラウドファンディングで重要視していることは「共犯者」を増やすことである。
例えば、1人でお金を出し、1人で作った本は確実に1冊は売れるだろう。記念に本人が買うからだ。
実際にはその友達や家族も買うだろうが。では、1000人でお金を出し作るとどうだろう?
共犯者が増えれば増えるほど、売り上げが増えると西野は考える。
また、次回作は「えんとつ町のプペル」の売れ行きの結果、吉本興業が製作費を出すという話があったにもかかわらず、
西野は断り、次回作もクラウドファンディングで集めるようだ。それほど、共犯者づくりは大切だという。
さらに言えば、次回作は制作過程で、読み聞かせ会を何度も行い、お客さんのレスポンスを聞き編集を行っていくようである。
次回作は、今作とは比べ物にならないほどの共犯者が生まれるだろう。

少し、本書から脱線するが、2017年1月発売したばかりの「えんとつ町のプペル」が無料公開された。
かなり、炎上しているようだが、実は発売前からYOUTUBEでは、読み聞かせ動画が公開されている。
これまでも、西野亮廣独演会は2時間すべて公開されているし、年末に行われている天才万博は、動画が取り放題で、
ファンによる映像があげられまくっているなど、実は西野のいつもの手法である。
西野は、「作品のことを知っている人が増えるほど、作品は売れる。」と常日頃発言している。
その考えを自ら、証明するためにも活動しているのである。

本書では、クラウドファンディング以外にも、お金の正体とは、SNSの有効活用法とは、炎上の利用の仕方、
ディズニーの倒し方、西野がつくる街などについても詳しく、書かれている。
西野のことが好きな人、むしろ嫌いな人。クラウドファンディングの仕組みと、その活用方法について知りたい人に非常におすすめである。

えんとつ町のプペル
http://amzn.to/2iPXzCp

えんとつ町のプペル(無料公開)
http://spotlight-media.jp/article/370505056378315909

魔法のコンパス 道なき道の歩き方
http://amzn.to/2jMfeKp

天才万博2016「えんとつ町のプペル」(YOUTUBE)
https://www.youtube.com/watch?v=iKCYiQ2rgcU

西野亮廣独演会 2016
https://www.youtube.com/watch?v=IouDRBhc2xs