HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】「必要な商品を」「必要な数量」「必要な場所に」「必要な時間に」繋ぐ仲卸業の姿が見られます『八百森のエリー(1)』

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 本書は市場へ集荷された野菜や果物をスーパーや飲食業者へ販売する仲卸業者「八百森青果」に就職し主人公エリーが奮闘する姿を描いた漫画である。

 入社前のエリーは、目の前で箱詰めされたスナップエンドウフォークリフトが突っ込み、スナップエンドウが破損する事故に遭遇する。このままでは出荷できず廃棄されかねないスナップエンドウを、エリーの機転と仲卸関係者の尽力により救い出していく。

 ネット販売等、個人取引が増加し市場経由率が低迷しつつある現状において、消費者と生産者の間に介在する仲卸はいらないと考える人も多いだろう。だが、本書を読めば、なぜ仲卸が存在するのかがわかるはずだ。普段当たり前にスーパーで野菜を買えるのは、彼らの力があってこそなのである。

 農学部出身の評者から見ても、リアルな仲卸の現場が描写されていると感じられる一冊である。また、仲卸の現場だけではなくエリーがかつて在籍していた農学部や、取引先の小売り店舗での一幕も描かれている。農業関係者はもちろん、野菜や流通の知識を深めたい消費者にもおすすめしたい。

 

八百森のエリー(1) (モーニング KC)

八百森のエリー(1) (モーニング KC)

 

 

【ランキング】今週読まれた書評【2019/9/8-14】

1位

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bookrev.horiemon.com

無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21

無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21

 

 

2位

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いちばんやさしいPythonの教本 人気講師が教える基礎からサーバサイド開発まで (「いちばんやさしい教本」シリーズ)

いちばんやさしいPythonの教本 人気講師が教える基礎からサーバサイド開発まで (「いちばんやさしい教本」シリーズ)

 

 

3位 

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 4位

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5位 

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6位

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7位

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8位

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9位 

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10位 

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【書評】ピエロだらけの街へ『地方は活性化するか否か~マンガで分かる地方のこれから~』

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本書は人口約30万人の地方都市を舞台としており、女子高生達が活性化について考えて行動し始めるところまでを描いている。約8割がマンガで残りが解説文という読みやすい構成になっており、地域について考える入口の本として適しているだろう。

自分の住んでいる街は今後どうあってほしいか、それを実現するためにはどうしたらいいのか。日々の生活で考えることを忘れがちだが、考えなくてはいけない。私は、自分の住んでいる街で発信していく人が多くなってほしいと考えた。そのために、まずは私がその姿勢を見せていく。

お金でにぎわいを作るのではなくて、にぎわいでお金を作る。予算ありきではいけない。なぜなら最終的には、経済が回らなければ活気は生まれないからだ。最初に知恵を出してから予算を考えよう。私は今、知恵を出してクラウドファンディングを行っている。

こばやしたけし氏はほのぼの系社会派マンガ家、イラストレーター。本書はネットで連載していた内容を基にストーリーや構成を再構築している。今もSNSで日々発信しているので気になる人はフォローしてはいかがだろうか。

最初の数ページを読んだ時には、人口約30万人なんて都会の例じゃないかと思っていた。そんな話で参考になるのかと思っていたが、人口約3万人の地に住む私にも十分共感できる内容だった。地域の課題というものはおそらく似通っている。また、私はピエロが求められているという言葉が好きだ。地方にピエロはなくてはならない存在だと感じている。行き当たりばったりで無計画だと言われることもあるが、私も可能な限り、ピエロでいたい。

 

地方は活性化するか否か (マンガでわかる地方のこれから)

地方は活性化するか否か (マンガでわかる地方のこれから)

 

 

【書評】夢を諦める前に、「フツウの生き方」辞めてみませんか?『「私はできる!」が、あなたを変える!』

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著者は53歳で起業し、20年経った今でも活躍している、年商10億円の化粧品会社の社長の著書。
起業家といえば、一見すると「すごい人」と思うかもしれません。
しかし、著者は普通の人生を過ごしていた日々から、ある日起業し、それから日々努力と研鑽を重ねて現在の地位を築いてきました。
どうして著者は遅咲きの人生で成功したのだろうか?
本書では、著者自身の経験に基づいたノウハウが書かれている。
全て実行しなくても、一部を実行していくだけでも、人生や考え方が全然変わってくるヒントが書かれています。
言葉には言霊が宿っているので、「自分ができる」と言うことで自分の意識を変えてしまうこと。
ネガティブな言葉を言うと本当にそれが実現されてしまうので、ネガティブな言葉を言わないこと。
「自分のいいところを列挙する」こと。すなわち「自分の強み」や「よく他人に褒められること」、「得意なこと」を自分で挙げていく、わからない場合は他人に聞くこと。
相手のいいところを探して褒めること。
など人間関係を変えるためのコツと考え方、これを実行するだけでもあなた自身が変わっていけるでしょう。
本書は、夢を叶えたい起業家や、「フツーの生き方」をしたくない人にはぜひとも読んでもらいたい書籍だと思います。
 

「私はできる! 」が、あなたを変える!

「私はできる! 」が、あなたを変える!

 

 

【書評】慣れるより、人気講師に習おう!『いちばんやさしいPythonの教本 人気講師が教える基礎からサーバサイド開発まで』

 

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この本はPythonに関わらず、プログラミングの初心者が簡単なコードを書いていくことにより、Pythonというプログラミング言語の基礎を体得してもらおうという本である。

初心者の人が手に取りやすいとても良い表示デザインとなっており、中身もカラフルなデザインなので読みやすく、挫折しにくいように工夫されている。

また、文書だけでなく簡単なイメージ図も記載されているところも理解に役立っている。

著者はPythonの人気講師とのことで、学習のためのポイントが押さえられている。

初心者の方でもこの本を何度も読み返し、手を動かしていくことにより誰でもPythonの基礎は理解することは出来ると思うので、オススメ。

 

 

いちばんやさしいPythonの教本 人気講師が教える基礎からサーバサイド開発まで (「いちばんやさしい教本」シリーズ)

いちばんやさしいPythonの教本 人気講師が教える基礎からサーバサイド開発まで (「いちばんやさしい教本」シリーズ)

 

 

【書評】Python、PerlなどでWebサービスを作りたい方におススメ!『Webサービスのつくり方 ――「新しい」を生み出すための33のエッセイ』

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プログラミングについての技術書は数多く出回っているが、プログラミングを使ってサービスをローンチする事までの指南書はあまり無い。この本は、なんとなくWebサービスが作りたい、でも何から始めていいかわからない初心者向けにWebサービスの企画から開発、運用までの流れをわかりやすく書いた本だ。

この本の面白い点は、「Webサービスの企画」にフォーカスしているところだ。◯◯というプログラミング言語は今後将来性がある、などの理由で勉強をはじめたいという人は多くいるが、実際はプログラミングで何を作りたいか、という企画の方が重要である。
著者の和田裕介氏は自身でサービスの企画から開発・運用を手掛けており、人物の画像から、類似したAV女優の画像を検索するサービスなどのユニークなサービスをリリースしている。(例に品が無くて申し訳無いが

また、サービスをリリースした後の運用や監視も、Webサービスを作る上では重要で、作った後にどの様にサービスを軌道に乗せていくかについても記載されている。
メインの開発についてもPerlサンプルソースコード付きで解説がされており、初学者にも取っつきやすい。
2012年に出版された本なので、一部記載が古い部分もあるが、考え方の根幹の部分は今でも変わらないはずだ。

私も数年前にこの本を参考にして簡単なWebクローラーを作ってみたが、お試しで簡単なWebサービスを作ってみたいという人にピッタリのボリューム感の本である。

もし、漠然と何かWebサービスを作ってみたい、でも何をはじめていいかわからないという方がいれば、この本を手に取ってみても損は無いと思う。 

 

Webサービスのつくり方 ~「新しい」を生み出すための33のエッセイ (Software Design plus)

Webサービスのつくり方 ~「新しい」を生み出すための33のエッセイ (Software Design plus)

 

 

【書評】ディープラーニング初心者へおすすめ『僕たちはもう働かなくていい』

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文系素養の人が、【AIとは何なのか、ディープラーニングとは何なのか】を掴むのに最適な一冊。

数々の仕事がAIに代替される未来を、悲観的ではなく

とても楽しみに感じることができた。

 

AIに『目』ができたことは大きな進化であると、東京大学の松尾豊氏が仰っているのを聞いていたが、今は『手』の開発が急速に進められているという。

人類の手が5本指であることの合理性、意味を感じ、できるだけその形に近づけているというから、面白い。

 

そして、ついに人型アンドロイドで、子どもの形をした「ibuki」が誕生している。子を持つ親としては、とても複雑な気持ちになった。もし、自分の子供が不慮の事故や病気で亡くなることがあったら、きっとこのibukiを自分の子供の身代わりとして可愛がるだろう。死を受け入れられないことの弊害がどこかにあるのではないだろうか。そんなことを思った。

 

それでも、新しいテクノロジーがやってくる未来はとても楽しみだ。自分の子供とは、社会にAIが実装化されていくプロセスを一緒に楽しみながら、過ごせたらいいなと思う。

 

なお、ディープラーニングG検定試験対策として、文系人間が読む最初の一冊目におすすめ。この本の最初の方に書いてあることは、実際に試験で出題されています。

 

僕たちはもう働かなくていい (小学館新書)

僕たちはもう働かなくていい (小学館新書)

 

 

【書評】世界一投資効果の高い不動産投資の本。『ワンルームオタク2』

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前半部分は著者の経歴やワンルームに対する情熱が描かれている。

90年代後半から日本における家族の形は大きく変わった。それに伴い、住まいのあり方も大きく変わった。

不動産を通じて社会の移ろいを論じる。さらにAI 時代、ビットコイン時代との付き合い方までも提言している。


後半は実務的な内容に踏み込みワンルームマンション投資の実際ついて述べている。

ここは、書評を書くまい。


本の随所に著者の実直な人柄が表れており、自らが勧めるワンルームの投資は全て自身が体験したことだ。顧客のために24時間356日iPhoneを持ち歩いている。

とにかく不動産が「好き」なのだ。「オタク」なのだ。


私が大阪で不動産の売買や賃貸を考えるなら、躊躇なく著者に相談することになるだろう。


最後に、この本は150円だ。投資効果としてはこの本の購入が最も高いと言える。  

ワンルームヲタク2

ワンルームヲタク2

【ランキング】今週読まれた書評【2019/9/1-7】

1位

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「週4時間」だけ働く。

「週4時間」だけ働く。

 

 

2位

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神速Excel

神速Excel

 

 

3位

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サードドア: 精神的資産のふやし方

サードドア: 精神的資産のふやし方

 

 

4位

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5位

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6位

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7位

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8位

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9位

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10位

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【書評】悩んでも答え出ないでしょ『無敵の思考 誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21』

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何かが起こる度に考えて最善の選択をしていくことは誰もが無意識に行っていることではないだろうか。でもそれって、かなりエネルギーを使っていてストレスを抱えることも多い。本書にあるルールを参考に、自分のルールを決めてみないか。


自分を100%正当化するルールはどうかな。そうすれば自分のことが嫌いにならないよ。憂鬱で自己嫌悪になるほど辛いものはないからさ。自分のことを愛そうよ。


最悪のシナリオまで考え抜いて行動するルールはどうかな。成功者は皆やっているらしい。最悪を考えることでいかにしてそれを回避できるよう行動するか。こんなルールを知ると、今までの私の想定は甘かったと感じる。常にいろいろなシナリオを考えていこう。


著者のひろゆき氏は「2ちゃんねる」や「ニコニコ動画」に中心的に関わってきた。サラリーマンの経験はしておらず、大学生の時に会社を作った理由は暇だったからなどハッとする考え方も多い。


本書は日々悩んで消耗している人にオススメしたい。また、ルールを決めるなんて考えたこともなく、いかに無意識に過ごしていたのか自己を振り返りたい人にもオススメする。


毎日を楽しく過ごすためにルールで省ける時間は省こう。

無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21

無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21