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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【ランキング】これまでに読まれたまとめ記事【~2018年9月】

これはいくものまとめ記事を書いてきました。今回はこれまでに読まれたまとめ記事のランキングです。


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【書評】お金のために働かない『お金はいつも正しい』

本書では、お金についての真の常識や、お金に使われない生き方について学べる。

日本では「真のお金の知識」について、学校や家庭で学ぶ機会がほとんどなく、多くの人は知識がないまま、大人になっている。すると、知らない間に自分のお金を日常的に搾取されてしまい、そもそも、それさえも気付いていない場合もあるのだ。

そこから逃れるためには、まず常識とされていることを疑ってみる必要がある。例えば、今まで人生の中で当たり前だと思われてきた「貯金」「投資」「結婚」「持ち家」「給料」や「借金」「ギャンブル」等についてもだ。

借金といえば「悪い」というイメージを安易に抱いてしまいがちだが、実際には「良い借金」と「悪い借金」がある。借金は、金利を払っても元がとれるものに使えば「良い借金」となる。その例として、借金の活用術についても書かれている。

さらに最終章には、刑務所内での仕事「刑務作業」や、その給料「作業報奨金」など、普段なかなか知り得ないお金事情などについても知ることができる。

本書は2012年に発売されたが、今回は、オンデマンドwith Eブックのペーパーバック版として再登場した。家では、ペーパーバック版を読み、外出先では電子書籍で読めるため、大変便利だ。

また、ローソンやファミリーマートなどのコンビニで販売されているため、大型書店が近所にない地域や、なかなか書店に行く機会のない人でも、気軽に手に取ることができる。

多くの作品を出版する著者の本は、つい最新刊を優先的に読みがちだが、過去に出版された本を読んでみると、時が経っても変わらない事実について、再確認できるのも、魅力の一つだ。

お金はいつも正しい (双葉文庫)

お金はいつも正しい (双葉文庫)

【書評】古代、文字の無かった時代を想像するには視て貰うのが良いよねー『スピ☆散歩 ぶらりパワスポ霊感旅 3』

小学校時代、私はいわゆるムー少年でした。ムーというオカルト雑誌をこよなく愛読していました。
そして大人になり、バイオテクノロジーに深く関わる理系の道を歩んでいる今も、オカルト好きはやめられない、止まらない。
そして出会ってしまったこの本。
漫画家伊藤三巳華さんはいわゆる視えちゃう人。子供の頃から幽霊やこの世ならざるものに慣れ親しんでいた方です。
この伊藤さんの「視えるんです」というシリーズの漫画ファンだったんですが、その彼女が神社やお寺を訪ね歩くこの「スピ☆散歩 」シリーズは古代史ファンの私の心を古代史面からも鷲掴みしてくれます。
僕の中の古代史というか日本神話の大きな疑問。
この国の歴史を後世に残そうと頑張ってくれた古代の天皇の命よって編纂された「古事記」には日本という国が神の時代からどう成り立ってきたのかが書かれていますが、その中に出てくる主人公のお一人、「天照大御神」は女性です。
そして古事記が引用したのでは?とも言われている「ホツマツタエ」というこれまたさらに古代の天皇の命で作られた神話集がありますが、そちらではアマテラスは男性です。
伊藤さんが伊勢の神宮に見にいったらアマテラスに会えるのだろうか、視れるのだろうか。視れたとしたら男なのか、女なのか如何だったんだろうか。
因みに、多分、伊藤さんはきっと古事記もホツマツタエも知らないで伊勢神宮に行って霊視して来てますが、神宮で内部を覗こうと霊視を試みてちょっと大変な事になります。
アマテラスが男だったのか女だったのか。是非、この漫画をお買い求めて読んで視て下さい。

スピ☆散歩 ぶらりパワスポ霊感旅 3 (HONKOWAコミックス)

スピ☆散歩 ぶらりパワスポ霊感旅 3 (HONKOWAコミックス)

【書評】高いお金を払って手に入れる価値とは『TOKYO0円ハウス0円生活』

 

TOKYO0円ハウス0円生活 (河出文庫)
 

本書はホームレスへのインタビューを元にされている。この“ホームレス”という表現は実は正しくない、なぜなら彼らは住む家を持っているのだ。彼らの家はどのように作られたのか、それは他の誰でもなく、そこに住む彼ら自らが作っている。

骨組みはどうするのか、屋根は、床はどこから調達するのか。答えは、全て街の中からだ。釘や工具でさえ街の中から探すことが可能だ。それだけではない、著者はインタビューの中で熱々のおでんでもてなされている。生活に必要な家電製品でさえ街から手に入るのだ。

どんなものでも手に入るからといって、決してルール無用という訳ではない。彼らが0円で暮らすには、相手とのコミュニケーションが必要だ。無作為に積まれている廃材であっても、誰かの所有物であることがほとんどだ。相手に対し事前に許可を取った上で、最後にはその場所は現状復帰をする。相手を想いやる姿勢が自身の良い生活を作ることは、住む場所の値段がいくらであっても変わらない。

本書は“こうあるべき”や“こうあるはずだ”という固定観念を整理してくれる。お金を持たないことが必ずしも不自由だと言えないことに気づかされる。同時に、お金をかけて作り上げた生活が、本当に幸せなのだろうかという疑問にも気づく。ライフスタイルに合わせて住む家を作る人たちの生活を知ることで、社会で生きることで大切なことは何かを考えさせられる一冊だ。

【書評】このままじゃファンが生まれない!『世界一訪れたい日本のつくりかた』

 

世界一訪れたい日本のつくりかた

世界一訪れたい日本のつくりかた

 

 

本書は日本の観光産業の“のびしろ”について書かれた書籍だ。海外旅行に行きやすくなった一方で、海外からも日本へ旅行者がやってくる。日本を訪れる人の数は年々増えているのが現在だ。

一方で、ポテンシャルだけで観光産業を賄っているのが日本の現状でもある。私たちはこちらからのはたらきかけから日本ファンを作れていないのかもしれない。日本のものづくりの精神が阻害要因の一つなのかもしれない。良いものを作っていれば人は集まる、わからなければ勉強してから来いという、職人性がマイナスにはたらいているのだ。これはスポーツや音楽などでも共通した問題かもしれないが、にわかファンが生まれづらいのだ。現状は日本の観光産業全体では、実はホスピタリティの視点が他のどの産業よりも抜けているのかもしれない。

ではなぜ今までの旧体質を変えなくてもやって来れたのだろうか。本書では“爆買い”の恩恵について触れている。中国からの観光客が急激に訪れたとこで、数によって日本の観光産業は一見良さそうに見えた。しかし、中国から見た日本は今も魅力的だろうか。否、ということであれば本来数年前に直面するはずだった観光産業の課題にもうすぐぶつかるはずだ。

冒頭でも触れたが、本書は日本の観光産業について“のびしろ”を示した書籍だ。決して警鐘を鳴らすだけではない。本書はデータに基づき、伝え方・価格設定・複合化など、一つ一つの問題と解決策を的確に指摘している。データをもって考えることの重要さにも気づける一冊だ。2020年まであと少しだが、この機会にぜひ日本の良さとその活かし方を考えてみよう。

【書評】さくらももこ先生が見てきた日常が詰まった1冊『もものかんづめ』

もものかんづめ (集英社文庫)

もものかんづめ (集英社文庫)

さくらももこ先生の初エッセイ。
先生の洞察力にかかれば、どんなくだらない出来事も笑い話へと変えていく。
思わず顔がニヤけるような笑い話が、このエッセイには詰まっている。

先生のエッセイの魅力は、「マイナスの出来事も全て笑い話にしてしまうこと」だと考えている。
露出狂に出会ってしまったお話では、露出狂の下部を「大きめの焼イモ」と表現し、お茶でも出して拓本にとりたかったと述べていたので思わず電車の中で笑ってしまった。

また先生独特の表現力もエッセイをより面白くしている。
本書には先生しか思いつけないような独特のワードが沢山出てきて、それがまた笑いを呼ぶ。

先生のエッセイからは普段の日常をいかに楽しめるか、面白くできるかという先生の思いが伝わってくる。
自分も先生のように、日々のくだらない日常を面白おかしい日常に変化させていきたい。
そう思える1冊である。

【書評】日本が観光先進国になるための教科書『世界一訪れたい日本のつくりかた』

世界一訪れたい日本のつくりかた

世界一訪れたい日本のつくりかた

日本が外国人観光客にお金と時間をかけてでも行きたいと思われる国になるためには、何が足りないのか。
デービッド氏は本書でデータ、事例をもとに今の日本に欠けている部分を分析、そして今後どうするべきかを提案している。

1つ目のポイントは「相手目線」である。
日本人にわかることが、外国人にわかるとは限らない。
同じ言葉でも、国によって受け止め方が異なる。
頭ではわかっていても、日本の情報発信には外国人目線が欠けているものが多い。
これでは外国人観光客が、時間とお金をかけてまで行きたい国にはならないのではないか。

2つ目のポイントは「多様性」である。
日本には幅広い客層が遊べる商業施設がない。
またスポーツ観戦に関しても、他国と比べて幅広い客層に対応できていない。
日本には他国と比べて多様性が足りていないのだ。
外国人観光客が日本におとすお金が少ない所以である。

上記2つのポイントは何も観光業に限った話ではない。
どの業種にも当てはまる話ではないだろうか。
自分の勤めている会社、業界は真の意味で「相手目線」なのだろうか。
幅広い客層に対応できる「多様性」を持たせているだろうか。
現状の観光業を紐解くことで、日本そして我々が見直すべき固定観念が明らかになる。

【書評】地球には40億人もの女性がいるのです。『紀州のドン・ファン 野望篇 私が「生涯現役」でいられる理由』

作は紀州ドン・ファンの2作目であり野望編である。美女とエッチするために生きてきたこの助平ジジイの生涯現役でいるための秘訣が書かれている。

初めに読んでみたが本当にしょうもない。しょうないエロ話、下ネタ、オヤジギャグのオンパレード。本当に愛すべき助平ジジイである。各章のタイトルは「死ぬまで現役、死ねまでSEX」、「私が抱いてきた4000人の美女たち」、「私が出会った驚きの名器たち」、「ああ、我が風俗武者修行時代」であり、兎にも角にもすべてが愛くるしい内容である。そして、下品でなくウィットに富んでいるのが特徴である。

「かわいいムスコには旅をさせろというじゃありませんか。」「マラは鍛錬のたまもの」
そんなドン・ファンはマラの鍛錬のための修行に行ったきりもう帰ってこない。
周囲の反対を押し切り歳の差が大きい美女と結婚もした。「どうせ私は時代劇でいう悪役の越後屋ですから読者の99%が破断を願っていることも理解しています。しかし、誠に申し訳ございませんが、少なくとも私は幸福になる自信があります。」

ノルマは1日3回、汚れを知らないピンクの谷間からのウィスキーの語源となっている命の水を口にするのが若さを保つ秘訣であり、それが延命であると宣った愛すべき助平ジジイはもういない。

「ハッスルしすぎて腹上死する危険性がありますが、それで天国に行けたら本望です。」
紀州ドン・ファンよ、永遠に読者の心の中に。

【書評】 夢や高い志が持てなくたっていいじゃないか。『我、弱き者ゆえに 弱者による勝利のマネジメント術』

我、弱き者ゆえに 弱者による勝利のマネジメント術

我、弱き者ゆえに 弱者による勝利のマネジメント術

八重樫東、別名は「激闘王」です。八重樫東選手を検索すると井岡選手との試合後の目が腫れて、ボコボコにされた画像が出てくると思います。3階級制覇をしており、現在4階級制覇を目指しているボクサーです。

八重樫選手は非常に温厚で非暴力的であり、不良にカツアゲされそうになると走って逃げていたそうですが、ボクシングの試合になると、「狂気のスイッチ」が入ります。相手のパンチをもらったとき理性が消え、野生、凶暴性に従い殴り合うことが楽しくなってしまいます。試合の途中で「笑顔」になってしまうのです。2011年のポンサワン選手との試合はEPSONが選ぶ年間最優秀試合にも選ばれるほどです。

そんな八重樫選手は自分を弱者であり中途半端な部類のボクサーとして考えており、弱者という視点でプロフェッショナル論、マネジメント論が語られています。

「いつの頃からか、今やれること、今日やれること、せいぜい明日やれることに全力を尽くすべきだと思うことに変わった。」
「逃げない、投げない、あきらめないを守っていればきっと敗者復活戦は来る」

まず足元をしっかり固めていく。そんな「激闘王」の仕事論をぜひ。

【ランキング】今月売れた本【2018年9月】

 1位 

人たらしのブラック心理術 (だいわ文庫)

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2位  

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 3位

お金と時間の悩みが消えてなくなる 最高の時短

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4位

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 5位 

まんがでわかる LIFE SHIFT

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