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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】生まれつきの能力はどう活かせるのか?『ADHD2.0 特性をパワーに変える科学的な方法』

発達障害といえば、会社員や学校に合わないことから話題になっていますが、他とやり方が違うのがわかっています。まず持って、行動するときに得意なことが違うんです。特性に合わせて上手な生き方をすれば、今よりもずっと楽しくなります。今回ご紹介する本はそんなADHDの方が、どうやったらいいのか?が詳しく書かれています。

ADHDには長所が存在します。長所が会社員ではうまく働かないんです。もっとADHDの選択肢を広げることが中心に書かれています。一般的にADHDは集中力がなくてすぐに飽きると思われがちですが、実際は違いました。むしろ、集中力がありすぎるんです。車で例えるなら、ブレーキが自転車用のF1です。パワーがありすぎてブレーキが効かないんですね。

ブレーキの鍛え方も書いてありました。バランス感覚を鍛えることが大事でした。バランスボールやバランスボードを使ったトレーニング方法が書いてありました。
他には、仕事前に有酸素運動で汗を流すことも集中力を上げるのに役だちます。大事なことは運動が楽しいと思うことです。爽快感を得ることが大事だったりします。

ケアレスミスが多い人や、飽き性、もしくは異常な集中力で周りの声が聞こえなくなる人にお勧めです。筆者は特にADHDの子供向けに改善プログラムを行っており、本書で紹介する内容は実際に効果があった内容をお届けしています。しかし、科学的に証明されていない内容についても記載されているので、怪しい本ではないと思います。
私自身も、運動することが楽しくなると不注意が少なくなるし、人間関係のコミュニケーションが良くなることが多かったです。

ADHDだとわかったら、少しずつ自分の進路を見直しましょう。私も会社員辞めるかもしれません。あと、バランストレーニングも日頃のケアに取り入れようかと思います。