「有り得たかもしれないもう一つの人生、そのことを考えない日はなかった……」。叶わなかった恋を描く、究極の大人のラブストーリー。恋の痛みと人生の重み。
悪口ばかりだったヒロインが最後の最後にポジティブな言葉を残していた。人生を通して教訓は死に際に現れると思います。ヒロインの女性も死に際に残したテープを通して語ってきます。
『人生は宝探し』という言葉が気に入りました。強烈でそれでいて納得でした。宝探しと聞いて思いつくのは探検や冒険です。宝が見つかるまでの体験がとっても面白いんです。
今HIUに入って、何をしようか迷っている人におすすめです。2005年に出版されたときは、まだ未成年でした。当時は高校を卒業して自由が増えたけど、やりたいことは思いつきませんでした。思いつきで行動したことが自分にとっては宝探しでした。
大人になって「してはいけない」って教わったことをする時ってドキドキワクワクしませんでしたか。何も得られなかったけど、行動した体験とか経験が楽しいですよね。そんな宝探しをHIUでもしていきたいです。