暴力団の親分が文化を論じ世直しを公言し、小さな映画館をコンサルする。暴力団と言っても小さな暴力団でお金を持っていない。もちろん警察にも目をつけられている。だけど知恵とアイデアで潰れかけの映画座を立て直し。
暴力団でお金も持っていないけど、義理・人情で地域を見守るいいヤクザ。私は、ついつい「〜でも」、「〜だから」と言い訳をしてしまうけど、この本の主人公たちは底辺の一つヤクザ。でも行動力と体力であんとかしてしまう。とてもいい話が読めました。
特に、潰れかけの映画座を立て直すのに、実際に足を運んで実物を堪能してから人情で解決する。しかもテンポよくサクサクと読めるところが読み易い。
HIUはお互いを義理と人情で助け合っているので、皆様ぜひ読んで欲しいです。「的確な課題設定」とそれに対する「的確なアプローチ」がどんな課題でも解決できるというのがTOYOTA式KAIZENです。この本はKAIZENのお手本のように思えてきます。
私も任侠シリーズのように課題解決してみたいですね。