みなさんはニュースだけを見て、表面的に知った気になっていませんか？この本は、現在叫ばれているグローバルな問題（ウクライナ情勢、温暖化、移民）を薄く、そして広く取り上げ、歴史からおさらいしようという本です。賢人は歴史に学ぶを地でいくような内容になっています。筆者は外交問題評議会会長のリチャード・ハースさん。本書はとても広範に問題を扱っているので、読む人にとってはもっと注釈が欲しくなるかもしれませんが、世界情勢の基本的な知識を身に付けるには持ってこいの良書です。本書後部には、各問題についてより詳細に調べたい人への参考文献や、外交政策担当であった著者が厳選したwebサイトが膨大に載せられています。ぜひ、この本から知識を得る足がかりを見つけ、周りの人よりも一歩引いた視点で物事を観れる人になってはいかかでしょうか。
