HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】何かを教える立場の人、全員に読んで欲しい『てん〜the dot〜』

 

 一人一人が持つ才能及び個性というものは何がきっかけで引き出されるかはわからない。そして、それが実際に形になって現れることもある。本書は絵本であり、絵本でないと伝わりづらい事が見事に表現されている。物語のキーワード「・(てん)」、これに隠された意味とは!?

 著者はピーター・レイノルズ、会社をおこして子供向けのテレビ番組や教育ビデオを制作している。著者が中学生で実際に経験した事を元に物語は作られた。また絵は絵の具だけではなく、紅茶を使って描かれているのが特徴的だ。何か温かさを感じる絵に仕上がっている。

 読後感としては自信がない自分の事を認めてくれた、受容の一言であった。自分のアイデンティティを大事にして下さいとのメッセージが聞こえてくる。この絵本からはそんな事を教えてもらった。