本誌は、固執した働き方の概念を変える一冊である。
一冊500円の『SALON DESIGN』を読めば、人生を変えられる学びの方向性が定まる。一冊千円以上もする自己啓発本はいらないと分かるだろう。
『SALON DESIGN Vol8』で、最も印象的な記事は、田中里奈さんがインタビューで語られた、"「好きなことを仕事にする。」って雰囲気ありますけど、そもそもそういうものだと思って生きていました。"である。
なるほど、私たちは好きなことに対して、少々難しく考えすぎていたのかもしれない。
一方で、もしこの考え方が一般的なら"好きなことで活動している・しようとしている人を後押しする。"がコンセプトの『SALON DESIGN』は全く売れていないだろう。
しかし、僅かながらでも売れているということは、好きなことを仕事にする際に不安を感じる人が、多かれ少なかれ存在する証しだと思う。
あなたの中の漠然とした不安が拭いきれないのなら、『SALON DESIGN Vol8』は必読だ。田中里奈さんの他にも、箕輪厚介さんの"即決力"や茂木健一郎さんの"人生を豊かにする3つの方法"も行動したい気持ちを後押ししてくれるだろう。