冒頭からメモの大切や前田式のメモの書き方など、メモの話が多岐に渡ります。
後半は内容が一変して自己分析の話に飛躍していきます。自分が本当は何をしたいのか。
「自分探し」がキーワードになってきます。
巻末には自分を探すための質問1,000問。
と言う体育会系な付録までついています。
メモの取り方と言うよりも、思考の深め方を教えてくれています。何でもない日常の出来事からも、より多くの気づきを得ることが大切。そしてそこから新たな行動に移す事が最も大切。その足がかりになるのがメモです。
作品の終盤では、筆者の前田裕二さんの幼少のカミングアウトまで描かれています。
幼少期の頃からメモ魔で、夢中になってそれをやり続けた結果、大きな力に変化していった。connecting the dotsなエピソード。
自分探しにお勧めの書籍です。
最近悩んでいる人や自分が何をしたいのか分からない。そんな方はぜひ手に取って見てください。自分への問いが、自分を見つける最短の手段です。
前田裕二さんの印象としては穏やかで頭の良いイメージでした。書籍は後半に行くに従って前田さんの熱い思いが作品に乗り移り、まさに「魔力」。不安になっている人に対して強く背中を押してくれる作品です。