頭痛、目の疲れ、指の疲れ、背中のコリ、腕の張り、腰痛、むくみ、冷え。
あなたはいくつあてはまりますか?
人間はただ座っているだけで、とても疲れます。
一日中デスクワークで、体の疲れに気づいているのに、放置していませんか?
座り仕事をしている人の中で、キーボードを打たない人は少ないでしょう。
キーボードを打つ時、自然と体が前かがみになります。
このとき、腹斜筋群、大胸筋、上腕二頭筋などに負荷がかかります。
加えて、手首や指を曲げる前腕屈筋群もカチカチになります。
すると肩周りの筋肉が前腕屈筋群に引っ張られ肩関節が前にずれ、徐々に巻き方になります。すると、背中に肉が乗るようになり、「首が短く見える」状態になりやすいんだとか。
これ、おそろしくないですか?
本書ではこのように、座り仕事で人が疲れるメカニズムを明らかにしていきます。
次に、座り仕事で酷使される筋肉の特性を見たうえで、硬くなった筋肉を徹底的にほぐすストレッチを紹介しています。
ストレッチ本は世の中に多くありますが、「この筋肉を伸ばすと、なぜ疲れがとれるのか」を丁寧に解説している本は少ないです。
評者もよく動画を見ながらストレッチをするのですが、動画だとどうしても流れを重視しがちです。
じっくりどこの筋肉をほぐしているのかを理解しながらストレッチをするのに、本書はとても役に立つと感じました。
解剖学もやさしくとりいれつつ、イラストが多くとても分かりやすいです。
みなさんも是非、本書を読んで疲れにくい体を手に入れましょう!