本書では上司として持つべきマインド面のポイントに加えて、部下育成、及び、チームマネジメントのための具体的な仕組みやツールの紹介をしている。
特に、中長期的な部下育成に活用できる資料フォーマットの紹介が秀逸であった。目標と評価を見える化し、上司部下間で共有する資料であり、読了後に私の職場で使い始め、既に効果を実感している。
また、部下に仕事を任せる際の資料フォーマット及び運用の仕組みも紹介されている。自己流になりがちな仕事の振り方をフォーマット化する事で部下のアウトプットが安定すると思う。
この本で学んだ知見を活用するうちに部下自身が自ら考え動くようになり、部下とのコミュニケーションも円滑化され、チームで仕事を進めやすくなっている。
部下を持つ全ての方に是非一読いただきたい一冊である。