0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書
- 作者: 落合陽一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/11/29
- メディア: 単行本
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人生100年時代、テクノロジーの進化は速くなり、学びは学生時代だけでは足りず、常に学ぶ必要がある時代がやってきた。20数歳まで勉強しその後は余力で生きられる時代では全くなくなった。そんな世界で生きる私たちのための教科書が本書である。
本書で最も重要なのは現代の課題がこれまでの著者にくれべて容易にあげられていることだ。
例えば前後の日本は方向性が定まり、経済を発展させるために教育によって標準化し圧倒的速度で経済大国となった。しかし、今後は多様性を持ち自ら課題を解決していく能力がないとダメだとか。
テクノロジー進化の速い現代では新しいことを学びつつけるとともに、数学、物理、アートなど普遍的なことを学ぶのが重要だとか。
個人的に印象に残った言葉は「趣味を仕事にするのに抵抗があるのは趣味が少ないからだ」だ。よく「仕事になっちゃうから、趣味のままで楽しみたい」ということをよく聞くがなるほどと思った。趣味を仕事にしてモチベーション高くやってく時代だがその前に趣味を多量に持つことが重要なんだろう。
過去の著作で1番簡単に読める本作是非近代を脱却するための課題を共有するためにも多くの人に読んでほしい。