堀江氏と西野氏が、日本に蔓延る悪いバカについて語る本。本書からは「悪いバカを反面教師にし、まず行動せよ!」という熱いメッセージが伝わってくる。
堀江氏パートで興味深かったのは「欲望する力を失っているバカ」。学校や会社で耐えることがいいことと刷り込まれていくうちに、欲望する力が失われる。一度社会のシステムの中に身を置いた堀江氏だからこそ、言葉に説得力がある。まず行動し、欲望を取り戻すことが大事だ。
西野氏パートで興味深かったのは「自分は老害にならないと思っているバカ」。何かにしがみつくというのは、下の世代にも悪影響だし、自分の時間も奪われる。新しいことをするには、何かを手放して自分の時間を作ることが大事である。
現状に不満がある方、やりたくない仕事を嫌々やっている方には、特に一度手にとっていただきたい一冊である。本書に何度も記載があるように、「行動」しなければ悩んでいる時間が無駄だ。
一読した後は、自分の興味の赴くままに「行動」してはどうだろうか?周りから釘刺してくる「バカ」は相手にせずに。

- 作者: 堀江貴文,西野亮廣
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2018/10/26
- メディア: 単行本
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