本書は前田祐二の見ている『人生の勝算』と決意、夢が詰まり、SHOWROOMへの強い想いが感じられる一冊でした。
本書の構成はまるで教科書のようでもあり、順序立ててストーリーが書かれています。「3章 エンターテイナー」「4章 仕事」「5章 自己分析」といった感じです。
本の中で印象に残った言葉をいくつか紹介したいと思います。
"自分自身の生き方が「生まれた遭遇や人種などの、自分ではどうにもならないハードルを、後天的な自分の力で、どこまでも高みに行けるサービスを作りたい」というSHOWROOM誕生への想いと繋がっているのだろう。"
"高みに上るんだという強い執着のような気持ちが常にありました"
"切磋琢磨して、超えたい、倒したいと思える人が、何人か存在していました"
これらの言葉から前田さんは努力の人だということを感じ、「人生には限りがある(=死)」を強く意識していているからこそ『人生の勝算』が明確で努力の上走り続けることができているのかなと感じました。
そして、本書の中で特に気づきがあったのは私自身が苦手とするモチベーションの持続について書いてある5章でした。
私は計画的でなく、割と直感で行動してしまいます。私に必要なことは「見極め」+「頑張る」=「見極めてやりきる」こと、前田さんのいう「ビジネスの基本PDCAサイクル」だということを学びました。
これまで生きていく上で「勝算」なんて考えたことがなく読み進めていても初めはピンと来ませんでした。でも、5章ではその考えが変わり、これからは逆算し「自身の信じた人生の勝算」(=目標)を見て生きてみたくなりました。
- 作者: 前田裕二
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/06/29
- メディア: Kindle版
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