人は、時間が経つと、気持ちが変わる。だからこそ、私たちは嫌なことや悲しいことがあっても前を向いて生きていられる。ある程度の時間を置くことで、複雑化してしまった思考がすっきりする、まとまる、そんな状況がよくある。
さらに、時間についてだが、私の友人にいるのだが、待ち合わせに何の連絡もなく平気で遅れるような人の心理がよくわからない。時間の大切さを、理解していないのだろうか。でも、それ以外は気遣いをしなくていい。気遣いをせず、ほどほどで付き合い、相手の意見に振り回されないこと、気にしないこと。それで、付き合うのがしんどいなら付き合いをやめ、距離を取れば、心がささくれ立ちない。
私たちのほとんどが混沌とした社会の中にいるが、実はこの混沌が良いのだ。混沌としているからこそ、生きる上での勉強になる。ただし混沌とした中にいると楽しいことばかりではない。面白くないこと、つらいこと、悲しいことにも晒される。そこで、自分の意識をマイナス思考に持っていかれないようにするコツを覚えておく、手っ取り早い方法は「好きなことを考えること」だ。
さらにいえることは、目の前のことに集中するためにも「好きなこと」をするのに尽きる。最近集中できていないな、と感じる方は、まずは自分の好きなことに夢中になってみてはいかがでしょうか。
私たち、生きてく上で最も必要で重要で、欠かせないことは、「今を感じ、今を楽しみ、今に意識を取り戻す」ことが大切だと著者は説いている。