『キングダム 47巻』著者 原 泰久(集英社、2017/7/19)
時は紀元前。中華は戦国の時代であった。
その中で、下僕同然の少年であった信が武功をあげ、
後の秦の始皇帝である政と一緒に中華を治めていく物語である『キングダム』。
死王として恐れられ山の王として中華の君臨する楊端和が本巻のメインキャラクターであり、本巻も素晴らしく面白かった。
秦国は、隣国である趙を攻めていく途中であった。
その中、趙の国門である列尾を攻める。
この際の楊端和がものすごくカッコいいのだ。
自らが率いる山の民達を鼓舞するシーンはなんとも迫力があり、
そしてその後、冷静に戦況を見つめて列尾の弱点を探しているところもカッコいい。
この楊端和の姿を見るだけでも本巻は十分なのだが、
『キングダム』の最大の面白さである軍略についても、次巻に繋がる形で伏線が多数張ってある。
秦国の総大将・王翦は一体何を考え、そのような行動をとるのか!?
次巻を楽しみに、また3ヶ月過ごそう。
(因みに、46巻から読めば途中からでも話の内容はわかると思われます)