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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】‥‥敷居の低いストック収入『レンタルスペース投資の教科書』

 

新型コロナウイルスによる経済活動の自粛。長引くウクライナ情勢によるモノの値上げ。
平均寿命が延びているのに賃金が上昇しないことで発生した“老後2000万円問題。
世間の関心は確実に貯蓄に向いている。

バブル崩壊後30年間、日本の平均給料は横ばい。
労働の対価として得られるフロー収入が上がらないのであれば、株や不動産のような資産が生み出すストック収入を得ることを模索する必要がある。
しかし、ストック収入を得るには「大量の株を保有して配当金を得る」「不動産を人に貸すことで家賃収入を得る」必要がある。つまり、収入を得るには多額の元手が必要となるうえに、失敗したとき巨額の損出を被ることになる。

著者は、手元資金を多く出せないビジネスパーソンがストック収入を得る方法としてレンタルスペース投資を勧めている。
レンタルスペース投資とは、賃貸で借りた部屋をパーティースペースやビジネス、撮影場所として利用者に時間貸しする転貸ビジネスである。
必要な投資資金は100~200万円。不動産投資に比べると利益率が高いうえに失敗したときの損出も限定的。ローリスク、ミドルリターンのビジネスモデルである。
もちろん、「利便性の高い物件を借りて、派手な広告を打てば儲かる」話ではない。
エリアに適した物件選定、家具、家電の設置及び使いやすいレイアウト、適切な値付けやコスト管理、利用者への上手な告知や注意喚起。といったように多くのクリアしなければならないハードルもあるが信頼置ける業者を選ぶことで問題の多くは解決できるという。

著者は都内で撮影スタジオを運営していた経験を持つ。つまり、カメラマンである。
自身がレンタルスペース投資をする傍ら200件以上の物件の撮影を請け負うことで依頼物件の稼働率を高めた実績をもつ。
利益を高めるには部屋の稼働率をあげる、稼働率をあげるのには、お客さんが利用したくなる写真を掲載する。ここに力を入れることが投資の肝だという。

不動産は株やFXと比べると身近なモノであり、素人でも案件の良し悪しが分かりやすい投資である。
もちろん始めるにはまとまった資金を投下することになる。興味がある人はしっかりとこの書籍で情報を集め知識武装してから次のステップに進んで欲しい。

『レンタルスペース投資の教科書』
作  者:阪口康司
発売日:2022年7月1日
メディア:自由国民社