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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】今日からこれで防災だ!『緊急事態宣言対応 最善最強の防災ガイドブック』


 なぜ、私が本書を読むきっかけとなったのは、何か防災について
知ってみたいなーと感じたからですと感じたか
本書はどういう本かというと、忘れた頃にやってくる巨大大噴火や感染症
パンデミック、どこで生じてもおかしくない大地震のような世界有数の
自然災害大国に暮らす私たち日本人が防災多作をライフスタイルにすることを
教えることで、一人でも多くの方の命が守られる事を念頭に置いた本です。
本書を読んでこれ面白いなーと思ったことは三つあります。
 一つ目は日本全体に致命的な打撃を与えることを再確認したことです。
具体的に3つ選んで紹介します。
電力の被災で言うと「被災直後で、最大約2710万件が停電し、
東海3県の約九割、近畿3府県の約9割、三洋3県の約3~7割、四国の約9割
九州2県で停電すると想定される」と叙述され、
物資で言うと「食料の不足量は、発災後3日間の合計が最大で約3200万食
と想定される。飲食水の不足量は、発災後3日間の合計が最大で約4800リットル
と推定される。毛布の不足数は最大で520万枚と推定される」とまた書かれ、
最後に医療機能で言うと「重傷者、医療機関で結果的に亡くなる者及び
被災した医療機関からの転院患者を入院需要、軽症者を外来需要とした場合、
被災都道府県で対応が難しくなる患者数は最大で入院が約15万人、外来が約14万人
と推定される」と記してあります。
このことから実際に何も対策をせずに災害に被ってしまうともっと苦しい避難生活に
なってしまうことを再確認しました。
 二つ目は避難生活が思っていたよりも過酷であるということです。
具体的に3つ挙げてみます。一つは避難生活環境は「隣の人との敷居もなく、プライバシー
はゼロといえます。睡眠をとるのも難しく、病気にもなりやすくなります。」とあるように
休むことが難しいことです。二つは避難所で犯罪行為が「避難所でのお金、水、食料品の盗難
は日常茶飯事です。ストレスが溜まるのか、利用者同士の暴行事件が起こることがあります。
非常時なので運営は住民がおこなっていますが、不満があるとケンカ騒ぎになることもあります。」
のように、避難所は無法地帯であることに驚きました。三つは在宅避難の方がストレスなく
過ごせることです。私はニュースでよく被災者の自宅が災害によって被災することで、自宅には
住めないということを見ていたので意外でした。本書によると在宅避難であれば、過酷な環境での
共同生活を強いられることがないので、ストレスは少なくなります。ライフライン、食料品、トイレなどの
備えがあればむしろ快適な避難生活が送れるでしょう。」で、意外だと感じました。この三つのことから、可能
であれば在宅避難を考えるのを肝に銘じておこうかと思いました。
 三つ目は当然のことですが、非常用持ち出し袋や寝室に置いておくポーチに入れておくべきものリストを買うには
結構入念に準備しておく必要があったことです。私の中で忘れそうなものを3つ紹介します。
一つは寝室に置いておくポーチに入れるもので小型の懐中電灯が意識しないと忘れそうだと思いました。
小型の懐中電灯は普段使わないからです。二つは応急手当セットです。これもまた、普段私たちが怪我をしたら
救急車を呼ぶので応急セットなんて無縁だからです。三つは望遠フードです。またまたこれも私が防煙フード
と言う言葉を聞いた時え、「何それ?」とすぐに感じました。だからこそ意識して入念に準備しておく必要があるな
と感じました。 
 この本の出版社さんは「コスミック出版」さんです。この出版社さんはパズル、釣り、スポーツ、芸能関連の趣味雑誌や
時代小説、官能小説、ボーイズラブティーンズラブといった娯楽小説を出版している出版者です。
この本は私のような防災知らないけど、災害怖いと思っている人におすすめです。
最後に、この本を通して災害に対して恐怖感が持てたでしょうか?という疑問を私たちに残して締めくくります。