超一流ソフトウェアエンジニアである中島聡氏が自分の経験をもとにアウトプットの方法論を語る本書、コードの話は一切なく、文章の書き方やブログのコツ、プレゼンへの臨み方まで等身大の目線で語ります。インプット多めのあなた、そろそろ本書が必要です。
Windows95を設計した著者、楽しくてずっと仕事していたら同じ部署の人全員帰宅。そこで初めて自分がプログラムを設計することが好きだと気付いたという、なんか素敵なエピソード。そこにたどり着くまでの中島聡氏自伝ストーリーも随所にちりばめられています。
シアトル在住の著者、家族が日本に向かいコミュニケーションの手段としてブログを始めたのだそうです。楽しいことをブログに書くことが楽しい。楽しいことがおススメです。楽しくなければ続かない。ですよね?
ディープブルーに銀でOUTPUT、白でタイトルが際立つ装丁。本書が視界に入るたびに思う。きっとそうだ、アウトプットで決まるのだ。マグマのように蓄積した内なるエネルギーを秘めながらも自分の中にとどめている場合ではない。だって人生は一度きり、そこのあなたもそろそろアウトプットを開始しよう。
夢中になれるもの、貴方の情熱を捧げる価値のあるものを見つけ出すことが出来れば、あとはアウトプットするだけだ。さあ、自分をさらけ出す時がついに訪れた、本書を片手に携えて。