HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】ホリエモンが認める世界の寿司屋『自己流は武器だ。』

 

北九州の片田舎にあるのに世界に知れ渡る寿司屋「照寿司」。その店主の初めての著書。ホリエモンの「いってらっしゃい」のポーズの原型になった人で、ホリエモンのお店WAGYUMAFIAのインスタの写真は、照寿司を真似ている。この本の要約は、「質は当たり前、キャラ経済が始まっている」ということだと思う。

【寿司オペラ、エンタメ寿司、寿司アドベンチャー

照寿司の店内はカウンターのみ。そして寿司のネタを入れるケースは置かれていない。寿司を作る全ての所作をお客さんは目の前で見る。写真で見ると店内は劇場そのもの。お寿司ひとつひとつもいろんなアイデア溢れる創作寿司。刀のような包丁、でかくてスキンヘッドで目が鋭い店主、とてつもなくでっかいクエを持ってくるし、全てが劇場型。お客さん同士で談笑するところではなく、寿司オペラを体験するところである。しかし、質も一級品。素材もとことん追求している。寿司以外にも写真に撮りたくなるようなシーンがたくさんある。

【なぜ世界に広まったか?】
照寿司はニューヨークタイムズ紙の一面を飾るほど世界で人気。なぜ世界に広まったのか?それはSNSと上手くリンクしたから。FacebookInstagramが始まったときに、とりあえずコツコツ投稿してきてそれが外国人にバズったらしい。店主の渡邊さんは「集客に使えそうなツールが出てきたらとりあえずやってみた方がいい」と言っている。投稿する内容もいろいろ工夫が積み重なっている。

【何者でもなかった店主 渡邊さんのもがき】
照寿司の3代目である店主の渡邊さんは何者でも無かった自分をずっと変えたかったことを本書の所々で語っている。ずっともがいていた。あるとき、すごく良い質の魚を扱う魚屋さんに出会って衝撃を受ける。そこから寿司道に無我夢中になっていく。そうして、いろんなことを試したり研究していくうちに今のスタイルになっていった。もがいて行動している中でターニングポイントにヒットしたということ。

ホリエモン、浜田さんとの対談】
対談もあって面白かった。WAGYUMAFIA代表の浜田さんが過去に、和牛を持って外国のレストランを突撃訪問していたり、照寿司の渡邊さんがホリエモンにお悩み相談していたり。

【読んだあとのこれからの行動】
もがく。いろいろやる。発信する。新しいツールはどんどん使ってみる。そして、質を求めるとともにキャラを出していく。照寿司、WAGYUMAFIAの写真を真似てみる。