本書では「子育ての方法」について学ぶことができる。
人はどんな職業であろうと「人を育てる」ことを避けては通れない。
子育てだけではなく、教育全般に関わってくる内容のため、どんな方にもぜひご一読いただきたい。
頭ごなしに叱る行為に意味はない。
その行動が
「どういう理由で」
「どういうところが間違っているのか」
を明確にすることが大事である。
子どもも理由があって行動している。
それは大人と何も変わらない。
理由なき一方的な指導は納得を生まず、
反抗へとつながる。
子どものことを信じること。
子どもの言い分を聞くこと。
子どもの日々の様子をよく見ること。
小さいことの積み重ねが、子どもの成長につながる。
ただ「叱る」の反対は、「甘やかす」ではない。
理由のない甘やかしは、それこそ害である。
愛情と甘やかしは別物なのだ。
感謝と笑顔を持って接し、子どもが間違った時にはしっかりと正してあげる必要がある。
子どもと大人は対等である。
その上でそれぞれに違う特徴がある。
大人だって、同じだ。
そう考えたら、日々のいざこざなんて生まれないのにと切実に思う。
比較なんて、しないほうがいい。
余裕がない時こそ大前提を忘れず、
ゆとりを持って生きていきたい。

- 作者: ドロシー・ローノルト,レイチャルハリス,石井千春
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2003/09/01
- メディア: 文庫
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