大切な人の最期の時、あなたに何ができますか?
大事なのは、その時が来る前に私達が出来る事と正しい知識を「知る」ことである。
家族や友人は、患者のことを最もよく知る理解者である。
痛みや苦しみを緩和する役割は、おそらく医師よりも家族や友人なのである。
だからこそ医療素人の我々が「患者の状態を正しく理解する」ことが大事なのだ。
また「モルヒネ」という薬をどのような薬であるか説明できるだろうか。
名前だけ見て「危険!」と判断する方は非常に多いのではないか。
実際はモルヒネを使うことで、海外旅行に行くこともできるし、仕事をすることもできるようになる。
正しい知識を身に着け、患者の幸福度を上げることが、患者の苦痛緩和に繋がるのではないか。
人には必ず死が訪れる。
その時ほとんどの人が「幸せだった」と思えるような最期を迎えてほしいと思うだろう。
最後に「全ての人に役立つように」との記載もあるように、本書には廣橋氏の優しさと、熱い思いが詰まっている。
素敵なご臨終 後悔しない、大切な人の送りかた (PHP新書)
- 作者: 廣橋猛
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2018/09/16
- メディア: 新書
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