本書のタイトル「東大」「刑務所」自分とは、程遠い分野であり、そういった世界があるのだと理解しながら読み進めた。
刑務所内は厳格なルールがあるようで、一方では緩い部分もある。外部からのエロ本の差し入れは良いそうだ。童貞ライフが続くわけだから、そういうのは許されるということだ。だが、女子高生モノを差し入れしてくる迷惑な方がおり、そういうジャンルは刑務官にブロックされるそうだ。
さらに、日本の条例でもおかしなことがある。民法では女性は16歳から結婚できるのに、条例では18歳未満の子とエッチしちゃいけないというのはおかしい。憲法と淫行条例にミスマッチが起きていることとなる。
東大に入るということは長い時間、勉強に費やせばいいというわけではない。受験勉強にテクニックさえ工夫すれば、誰だって点数を取れる。センター試験なんて、あんなものは過去問題を10年分丸暗記したり、ポイントになる問題集を全部丸暗記すれば高得点が取れるようになる。
堀江貴文、井川意高、二方とも東大そして、企業のトップとして君臨した後、刑務所の世界へと転落した。かつてない苦しみや、苦難を経験したであろう。その様々な感情や葛藤が生々しく表現されており、その中で明日への希望を持ちながら日々過ごしている内容をつづられている。